ごめんねローザス

2002年12月15日
彩の国さいたま芸術劇場でベルギーのダンスカンパニー、ローザスの「ファーズ」を観た。

客席は満席ぐらいじゃなかっただろうか。私は昨年だったかこのカンパニーの作品を映像で見て、一目惚れしてしまった。今回は音楽も好きなスティーブ・ライヒなので楽しみにしてました。

がっ、実は途中で寝てしまったのですごめんなさい。続けて熟睡というのでなく、何回か夢とうつつをさまよったって感じだけど(そのせいか、2人で踊っているはずなのに、3人だったり4人だったりに見えたりした)。不覚でした。

私はここの何ともいえないガーリィな感じがすごく好きだ。女の人の素顔の魅力というか。たとえて言うなら、男の恋人から見た彼女の魅力というより、女友達から見た彼女が何気なく見せる表情や仕草のどきっとさせるようなところ。
今回の作品がよくなかったという訳ではけしてないです。ミニマルな音楽にミニマルな踊りっていう、シンプルにして洗練、言ってみれば地味な作品ではあったけど。ぜいたくを言えばもっと小さなホールで観てみたかったです。

今日の日本最終公演がファーズ(1982年の作品)の最終公演となるという。最後に「さよならファーズ」と書かれた絵付きのスライドの前で、銀色の吹雪をかぶりながら(たぶん)ケースマイケルとミシェル・アンヌ・ドゥ・メイがおじぎしているのを見て、なおさら申し訳ない気持ちになった。罪ほろぼしというのではないけど、ファーズのDVD買って帰りました。

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