呼吸

2003年5月25日
土曜日は久しぶりにダンスセラピーに行った。古くからのメンバーであるMちゃんとこれまた久しぶりに会い、彼女と組んで呼吸を合わせるワークをした。

これは二人組で相手の呼吸を感じて動きにするというもの。私たちは床にくずれて並んで寝たまま相手の呼吸を感じるという流れになった。

横になっているので、相手の「吸う・吐く」呼吸に合わせる「だけ」なんだけれど、ていねいに合わせようとしても合わない瞬間が絶対にある。気心が知れた相手でも合わないときは合わないのだ。

私は今まで何度もこのワークをやっていたのに、「呼吸が合わない」ことに気づいたのは初めてだった。

「合わせようと(努力)すれば合うもの」あるいは「合うのが正解で、合わないのはおかしい」と私は思いこんでいたような気がする。

Mちゃんと息が合わないことに気づいたけれど、それで焦ったり不信に思ったりするのでもなく、「ああ、合わないな」というぽっかりした気持ちがあるだけだった。

呼吸が合わない瞬間はかなしいけれどうつくしい。合わない瞬間があるからこそ、合う瞬間がいとおしい。呼吸が合わなくてもそれは出会いなのだと思った。

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