病院へ行こう／原稿も書こう

昼間、ケーブルTVで「ベスト・フレンド」という映画をやっていた。女の子ふたりの友情ものかと思ったらそうではなく、始まって5分で「これは裕福なわがまま娘（悪い子）が、貧乏でまじめな女の子（いい子）と友情を育てるうちに改心する」話かと先を読んだつもりでいたら全然そうではなく、優等生と思われていた子が実は相当したたかなワルで、友情を結んだふりをしながら最後に決定的に決裂する金持ち娘とどっちもどっちだった…というお話。こういう、有名な人が誰も出ていなくて中粒、しかもアート系でもないという映画がすごく面白かったりする。

かねてから行かねばと思っていた皮膚科を地元で開拓して行ってみた。その医院のHPに「患者さんは少なくありません…火曜日は空いているようですが、分かりません。もし混んでいたらごめんなさい」（このあいさつ文で既に好感）と書いてあったので覚悟していったら、予想したほどは待たされなかった。私は顔が痒くなったりひどく乾燥することがたびたびあり、実家近くでも皮膚科にかかっていたのだが同じ薬を出されるばかり（効かない）だった。ここは詳しい説明をしてくれて別な薬を出してくれた。この頃は「病院運」はあるようである。

夜は編集者のAさんと会う。去年、原稿のお誘いを頂きながら私が書けなかったために流れてしまったのだが、また声をかけてくださったのだった。好物のツボであるタイ料理をお姉様におごって頂きつつ、いろいろな話を楽しくするうち、気がつけば原稿書きに再チャレンジ決定。…はっ。大変だゾウっ。こういうの「懐柔」というのかしら？　さすがの手腕だ！

Aさんはこの日記も知っているので、「恋人ができたらこの日記を読ませるか」という話もした。（1）「URLを教えて読ませる」（2）「ネット日記をつけていることは話すが、URLは教えない」（3）「ネット日記をつけていることなどおくびにも出さない」　という選択肢が考えられる。私は（2）をとって、しばらく好き勝手に遠慮なく書いたあと（創作上の幸福）、（1）を行い読んだ相手が呆れて破局（個人的な不幸、しかしそこで大ネタを得る）かもしれない。って今そこまで言うか。