会ってみて思うこと

2004年4月11日
2ヶ月ほどメールを細々と続けていた遠方の人と先週、「会いませんか」という話になった。連休あたりかとのんびり構えていたら「じゃあ次の週末に」ともう会う段取りが決まってしまった。早っ。

地元の駅で待ち合わせ、お昼を食べてI公園を散策。ゾウの花子さんを見る。長寿の動物は(犬もそうだが)もうその動物のジャンルを越えて、別の種類の生き物みたいな威厳と存在感がある。頭部の筋肉が落ちて、皮膚も白っぽくてしわしわだけど、それでも元気そうにゆらゆらふんふんと動き回る花子さんにしばし見入る。

「メールでできない話をしましょう」ということだったのだが、あまり話ははずまなかった(と思う)。その人は誠実でとてもよい人なのだが、喫茶店で「前向きに生きたいと思う」とか「だいたい同じ方向を向いていれば、行き違いはコミュニケーションすることによって歩み寄ることができると思う」とその人が話すのを聞いていて、眠くなってしまった。ごめんなさい。それに異議があるというのでは全然なく(そのほうがよかっただろうが)、「まっとうだ。そういう考えもあるでしょうね」という消極的同意。

その人には自分が摂食障害をしていたことも知らせたことがあるが、「病気というのはコミュニケーションの行き違いとは違うの?」とか、ご家族との関係が円満できているらしいその人に自分の家族との葛藤を説明しようとするのだが言葉がうまくでてこない。体験していないとわからない、とつっぱねる気持ちはないけれど、口も気持ちもうまく動かない。

わざわざ遠くから来てもらったのに、申し訳ない。メールで思っていた印象と違うだろうなあ。でもしょうがない。私はこういう人。

それにしても…私が人に対して寛容でなさすぎるのか、潔癖すぎるのか、人を愛したり愛されたりという能力がないのか。こういうことがあるたびに考える。

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