ドアを開けましょう
2004年7月11日「アバウト・ア・ボーイ」という映画のなかで、ヒュー・グラント演じる個人主義の遊び人ウィルの部屋に、苦労人で悩み多き少年マーカスが押しかけてくるようになる。「人間は孤島のようなもの」と気ままにひとりで楽しんでいたウィルは、はじめは迷惑がっていたものの、しだいに少年とのあいだに信頼関係ができ、マーカスだけでなくその母や家族、友人などと交流ができるにつれて世界の広がりを心地よく感じるようになっていた。
「マーカスを入れたら、他の人もどんどん勝手に入ってくるようになった」とウィルは言う。
私はとても警戒心が強い。不信感も猜疑心も強い。がんがんに戸締まりした部屋のなかで、何かを得るため、何かを達成するため、何かになるための下準備を必死にしていた。「努力はすべてに克つ」とか墨で書いて床の間に飾りそうな勢いだった。
あーくだらない。空気が悪いことこのうえない。ちょっとドアとか窓をぼへーっと開けて何が入ってくるかとりあえず見てみたらよろしいんではなかろうか!
「マーカスを入れたら、他の人もどんどん勝手に入ってくるようになった」とウィルは言う。
私はとても警戒心が強い。不信感も猜疑心も強い。がんがんに戸締まりした部屋のなかで、何かを得るため、何かを達成するため、何かになるための下準備を必死にしていた。「努力はすべてに克つ」とか墨で書いて床の間に飾りそうな勢いだった。
あーくだらない。空気が悪いことこのうえない。ちょっとドアとか窓をぼへーっと開けて何が入ってくるかとりあえず見てみたらよろしいんではなかろうか!
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