「茶の味」

2004年10月7日
シネマライズで「茶の味」を観た。この映画館はスクリーンがとても見やすいし、「こまねこ」(ショートフィルム)もついているので好き。今週で終わりなのに、わりと入りがいい。

「美しい田園風景とぶっ飛びCGアニメーションの融合!」で、テーマは家族…なんちゅーかシュールであった。一家の末娘「さっちゃん」はすごくかわいい。さかあがりができると世界が変わるよね。よかった、よかった。おじいさん(役の人がすごく変でタダ者ではない感じ。身体の動きがきまっている)が遺した「パラパラアニメ」はちょっと泣けてしまった。

しかしながら趣味の問題なんだろうけど、この「茶の味」は私には癖が強かった。「まったり」というには要素が多すぎるように思う。たとえば言葉の量がこの半分でも、3分の1でもいいと私は感じたけれど、話のテンポにしろ笑いのセンスにしろ若い人にはすごく合うのではないでしょうか(人気のある小劇団のセンスと通じるように思った)。古い日本家屋に、おしゃれなカーテン、ふとん(かわいい柄だった)。昔ながらの日本の家の再現ではなく、解釈された日本の家なのだ。そういうところが私はちょっと作りこみすぎに感じちゃったんだけど。はまる人ははまるんだろうと思う、このセンスは。風景はとてもきれいだった。

映画を誘ってくれた、チャーミングなお姉さまと食事する。入ったアジアン居酒屋のあるビルは、そういえばすごく昔から渋谷にあって80年代には「カフェバー」があったっけ。「結婚していながら恋愛をしている女の人」の話などする。そういうのやっぱり嫌だなと思う私は、古くて固いのでしょう。でも古臭い考えの男も嫌だな。古いものを愛する若い男がいいな(…わがまま)。

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