さらなる癒しを求めて「ターンレフト ターンライト」(金城武、ジジ・リョン:画像は原作の絵本)を会社帰りに歌舞伎町のシネマミラノで観た。韓流でもなく、話題作でもないし、空いてるだろうと思って行ったら結構混んでいて一番前しか席がなかった。失礼いたしました。

少年少女時代に運命的な出会いをした(はずかしい言い回し!)男女が、13年たって思いがけなく再会する。電話番号を交換するのだが、雨に濡れて字が読めなくなってしまい。なんとかして連絡をとろうとするもののふたりは左と右にすれ違ったまま、ごく近くにいる(実はアパートが隣同士)のになかなか再会できず、ある日…というお話。ふたりはどちらも内気、男は無名のヴァイオリニスト、女は売れない翻訳家。

(以下、ねたばれします)
これでもか!というくらいすれ違うのでまだるっこしくもありますが、かわいいので許す。金城君がすごく若いので一体いつの話かと思えば、ほんの1年前の作品だそうだ。ふたりは海外で働くことになり、国を離れる直前にようやく再会できるのだが…この「感動」のシーンでおそらくほとんどのお客さんは目がテンになったと思います。なんと突然、地震が起きて、部屋の壁が崩れ、がれきの向こうから自分に電話を必死でかけようとしている相手に出会うというのだから。さすが香港映画、やることダイナミック!

金城武はおとなしめの役だが、ひどい風邪で寝こんでふとんにくるまってるところがせくしーで、家にこんな存在感ある病人がいたら困るだろうな、気になってしょうがないだろうな、と思いました。翻訳家の女性はアメリカの出版社の人に"Congratulations! You gotta the job."とか言われ、渡米できるようなのですが、なぜわざわざ呼んでもらえるのだろう?原稿ならメールで送れば済むじゃん…とか思ってしまった。しかしながら、余計なつっこみはやぼというもの、ロマンチックラブストーリーでもあり、恋人もキャリアも得て「翻訳家に幸あれ」という映画であるとも理解しておいてよろしいでしょうか。いいよね。

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