留守番の続き。犬を散歩に連れていくと、妙齢のご婦人に「あら、ムサシちゃんじゃないの?」と声をかけられる。いいえ、これはしばこで女の子です。犬を連れていると道を訊かれたり意外と声をかけられたりするが、飼い主は黒子であり「一緒にわんこカフェでお茶しませんか」と誘われることはまずない(私の経験では)。

夕方、クリニックに行く。よりによってクリスマスイブをここでしめるとは…でも待たされなかったのでよしとする。

私が20代、30代の頃、自分以外の同世代の人たちは、週末なりクリスマスなりを誰かと楽しくきらきらと過ごしていて、それが普通と思っていたので自分の身の上がみじめでいたたまれない思いをしていたものだ(だから週末はODして寝てつぶす…ということをよくしていました。青春の思い出)

しかし自分がそれなりに年をとり、しかもメディアが読者像にイメージする人のような生活をしておらず(たとえば40代の女性向け雑誌の記事や広告に載っている商品はどれもむちゃくちゃ高く、その雑誌をそもそも読む気にならない)、さらにくわえて自分がおそらくリッチでないばかりかニッチですらない自身の生活様式をわりと気に入っている今となっては「クリスマスをどう過ごすか」というのは自分にとってどうでもよくなっているんだなーというのに気づいた。

「今の生活が好き」と言えるようになったのはすごいことで、これは自分だけの力ではなく、ソウルファミリーである人々やわんこたちをはじめ、押し上げてくれるたくさんの人々から力をもらっているおかげである。しみじみとありがたいと思う。そのうえで自分で勝ちとってきたのだとも思える。

それは「自分との闘い」とかいうかっこいいニュアンスではなく、ひとりで長いことちくちくやって、別にすごい記録を出したわけではないけれど、ある地点を通過したところでもらえる「ごほうび」のようなものという感じ。

ケーキくらい買おうと思い、街の有名店は人が並んで待っていたので近くのパン屋さんのケーキですませてしまいました。

今頃になって「白い巨塔」総集編を見る。患者側の弁護士は男前なのに髪がぼさぼさなのはなぜですか。細かい作業(?)をするのに、里見先生も前髪が目にかかってうるさくないのだろうか、などというどうでもいいことが気になるのは自分の髪がのびているからでしょう。明日、切りに行きます。

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