↑を恵比寿ガーデンシネマで観た。昼過ぎに夕方の回の整理番号をとっておいたのだが、開演直前に戻ってみると、その回は売り切れ。シンプルな「ペンギン」の映画を観に多くの人が集まっている、ということにちょっと感動。子どもづれ家族だけでなく、老若男女あまねくお客さんを呼んでいる。大物の予感…。
南極でコウテイペンギンのオスとメスが出会ってつがいになり、ヒナが生まれ巣立つまでの物語…なのだが、「めでたしめでたし」となるまでに、体重を5分の1まで減らして産卵したのち、餌をとりにいったメスがアザラシに襲われ命を落としたり、3ヶ月間何も食べずに抱卵するオスがブリザードに倒れたり、孵ったヒナがオオフルマカモメに捕食されたり、その過程には常に危険が伴う。
ただでさえ厳しい土地なのに、「種の存続」(産卵し、ヒナを育てる)のためにさらなるリスクを負うなんてすごい…と人間の私は思ってしまったのだが、「なぜここまでして生む」なんてそもそもペンギンは考えない(たぶん)。「生む」ということを、生命とは直接、関係ないさまざまな理由で遠ざけたりもする人間って動物のなかでなんて異質…と思う(それ以前に私はつがいですらないのだっけ)。
身の危険を冒したからといって、親は育てたヒナになにも要求しない。巣立つ時期がくれば別れるだけ。これまた感心するが、ペンギンは「捨て身のわたしって素晴らしい」なんて考えない(たぶん)。人間ってややこしいのか、幻想が多すぎるのか。
深海のブルー、氷山の白、朝焼けのばら色、そして白黒にオレンジ〜イエローの挿し色が美しいコウテイペンギンはまさに目の保養。愛らしいコウテイペンギンのヒナがふんだんに見られるのもこの映画ならではです。「命がけで生み、育てる」という事実、それに映像美だけで、多くを喚起すると感じるだけに、音楽(ややうるさい)と、擬人化したナレーションが惜しい。大物にはよけいな説明いらないでしょう。
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映画の前に、友人が「しば茶の会」で実家に寄ってくれる。しばこは思いっきり遊んでもらって、でれでれしていた。幸せ者(犬)よ。
南極でコウテイペンギンのオスとメスが出会ってつがいになり、ヒナが生まれ巣立つまでの物語…なのだが、「めでたしめでたし」となるまでに、体重を5分の1まで減らして産卵したのち、餌をとりにいったメスがアザラシに襲われ命を落としたり、3ヶ月間何も食べずに抱卵するオスがブリザードに倒れたり、孵ったヒナがオオフルマカモメに捕食されたり、その過程には常に危険が伴う。
ただでさえ厳しい土地なのに、「種の存続」(産卵し、ヒナを育てる)のためにさらなるリスクを負うなんてすごい…と人間の私は思ってしまったのだが、「なぜここまでして生む」なんてそもそもペンギンは考えない(たぶん)。「生む」ということを、生命とは直接、関係ないさまざまな理由で遠ざけたりもする人間って動物のなかでなんて異質…と思う(それ以前に私はつがいですらないのだっけ)。
身の危険を冒したからといって、親は育てたヒナになにも要求しない。巣立つ時期がくれば別れるだけ。これまた感心するが、ペンギンは「捨て身のわたしって素晴らしい」なんて考えない(たぶん)。人間ってややこしいのか、幻想が多すぎるのか。
深海のブルー、氷山の白、朝焼けのばら色、そして白黒にオレンジ〜イエローの挿し色が美しいコウテイペンギンはまさに目の保養。愛らしいコウテイペンギンのヒナがふんだんに見られるのもこの映画ならではです。「命がけで生み、育てる」という事実、それに映像美だけで、多くを喚起すると感じるだけに、音楽(ややうるさい)と、擬人化したナレーションが惜しい。大物にはよけいな説明いらないでしょう。
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映画の前に、友人が「しば茶の会」で実家に寄ってくれる。しばこは思いっきり遊んでもらって、でれでれしていた。幸せ者(犬)よ。
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