引越しできました

おかげさまで9月23日に無事、次なる住みかに引越しを済ませました。

「あとちょっと」と思っていたらそうでもなく、引越しの前日は結局朝近くまでかかってしまった。スカパーのアンテナははずしてしまっていたし、CDは荷造りしてしまったし…で、無音のなかしみじみと作業をする。やっぱりこのお部屋と別れ難くて、たらたらとわざと徹夜めいたことをしていたところもある。なんとなく自分だけ「おおみそか」のような気分だった。

当日は朝から荷物の搬出、片付け、入居。昼ごろガスや電気関係の設定をしてくれる業者さんが来る。両親も来る（手伝いおよび見学）。夜は外で食事して、帰ってきて友人と電話したところで力尽きる。部屋は相当にカオスのまま、ダンボール箱のあいだの空き地に巣をつくって畳の上でタオルケットをかけて寝た。朝方、夢を2本みたが、公私ともにいきいきした、いい感じの夢だった。夢のなかでリアルの世界で既に出会っている人、まだ出会っていないのかもしれない人たちが「仲間」として私とつながっていた。

下の大家さんに菓子折りをもって、あいさつにいったら「たくさんもらったから」と、ピンクの薔薇を数本わけてくださった。この大家さん夫婦は天井のソケットが壊れていて、照明がつけられなかったところすぐ電気屋さんを呼んでくれたり、鍵を無償で追加してくれたりととても親切な方々なのだった。後にした前のお部屋に気持ちが残ってまだ少し切なくもあるが、このように好意を受けると既にこっちのお部屋に迎えられているのだなあと感じ、慰められる。

私は家で電車が通る音を聞くのが好きなのだが、前のお部屋と同じように、ここでも電車の音が聞こえて落ちつく。

今日は起きたのが昼頃で、レッスンに行くのはあきらめ、片付けの続きをする。が、探しているものに限ってどこに入ってるかわからなかったり、そこに置いたはずのはさみだのマジックだのが見つからなくなったりするたびにくじけて、なかなか集中できず。ほとんど片付いた感がないが、それでも寝るところはできたわ。

部屋の退出期限までに次が見つかってほんとによかった。こんな私でも引越せました。前の部屋を出なければならないことが知らされてから、長かったけど、やっとこれで引越し以外のことができる。たぶん。