このままで

金曜にクリニックの先生から「整形したら？」と言われた…という件では、本当に足元からすくわれた。というと大げさのようだが、結局は「今のあなたではだめ」と言われたも同じようなものだから。おまけにルックスだのセックスアピールという話は急所なので、ちょっとしたことでも私の存在は根元からぐらつくのだ。

「先行く仲間」である友人にこの話をしたら、彼女は「それは暴力だ！」と猛烈に怒った。私は自分のために怒れなかったので（「整形」という言葉が先生の口から出たとたん、頭のなか真っ白になってしまい反応できなかった）、彼女の怒りに接して―変な言い方だけど―だいぶ自分の気持ちが落ちついてきた。ひどい話、と思っていいんだよね？　「このままの私でいいんだよね？」と彼女に聞いてみたら「もちろん！」と力強い答が返ってきた。自分を大切にしよう、本当に…。

話を聴いてくれた人、メールをくださった人、本当にありがたい。私は治療者との関係がやっぱり苦手だ。人から言われてする整形なんて、私はしません。いつかしたくなる日もくるかもしれないけど。「整形」の話は終了。

ふと思ったけど、女性が年を重ねるということのポジティブな意味を、もっとかたちにできないかな。　すごくクリエイティブな作業だろうと思うんだけど。