帰宅すると、台所にぴかぴか光る新品の蛇口が! 仕事に行っている日中に大家さんが水道屋さんを入れて直してくれたのだ。

実は入居時から「水栓しめてもしずくが…」と気になりつつもなかなか言い出せずそのままにしていた。先日コップを置いといてみたらかなり水漏れしていることが判明したので、とうとう修理をお願いした。パッキンを替えるだけかと思っていたら、そっくり新しくしてくれるなんて。ごくフツーの「水漏れしない蛇口」に、屋根裏部屋に帰って食卓に御馳走を発見した小公女のごとく大喜びする私。

いつもの「ターン&ジャンプ」は先生がイベント出演のため休み、それでそのご出演イベントを観に行った。とあるスタジオにて1時間強のコンテンポラリーダンスのパフォーマンス。白いデコラティブなブラウスに黒いパンツなどモノトーンの衣装にノイズやお経(お経サンプリング?)をバックにたぶん即興も入れて踊るというもの。

出演者はプロの踊り手でうまい人ばかり。へたな人はいないのに、なかでも決まって目が行ってしまう人はいるし、おもしろい人にもおもしろくない瞬間というものがある。今日のイベントはおもしろいものだったけど…途中からだんだん「しまらない」と思い始めてしまった。コンテンポラリーのこういうやつって、ともすると「ありがち」に陥りやすい。今日もしばしばそうだったんだけど「凄いこと(テクニック)が目の前を通過していく」だけになってしまう。

「斬新でおしゃれでユーモアがある」のに、なぜ私が集中して観られないのか考えていたんだけど…結局のところ、一緒の空間で動いているのに、ダンサーたちがばらばらな意識なのではないか。即興ぽいところで「共有してなさ」加減が特に出る気がする。そこから空気がほころびてしまう。

私の見方は厳しすぎるだろうか?でも、もっと経験もテクニックもない踊り手たちがつくる世界に見とれてしまった…といった経験がなんどもある。テクニックがあり、それぞれ個性もあるのに、全体として「練ってない」「緊張感がない」印象になるというのはもったいない。 もっと変容し得る可能性はあったのではと私は思うけど、お客さんには大受け。求めるものが根本的に違うんだろうか。

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