ほんとうにまたしても寒かったが、快晴に恵まれた日曜日、江ノ島へ行ってきた。「えのすい」(江ノ島水族館)どまりじゃなくて大橋を渡るのは、すごく久しぶり。海の向こうに富士山を臨む。

江ノ島と言ってもサザエのつぼ焼きを食べに来たとか海水浴とかではなく(あたりまえ)、当地の女性センターで行われるDV(ドメスティック・バイオレンス)の講演とDVをテーマにした朗読舞台を聴きに来たのだ。

ここにお勤めの知人の方にご挨拶に寄ったら、お昼をご馳走してくださりほんとうにすみません。お勧め「のら猫スポット」も教えてもらう。始まるまで私は観光して、神社で「芸能上達」のお守りを求めたりしていた。

そして講演ですが…なんというか、まじに寝てしまいました。がー!!かなり興味あるはずだったのに。なにしにきたんですか>私。

気を取り直して次の「朗読舞台 ひまわり」は、DVをテーマにした作品を、公募で集まった30〜60代の女性15名ほどによって演じるものです。

プロの女優さんたちではないのに、みなさん声が通るし演技(朗読)が上手だ。ただ、出演者たちの動きをもうちょっと整理すればいいのに、と思った。朗読は良いのだからもったいない。あと、踊りもやや唐突な感があるかなあ。
内容について思う以下の感想は、私自身の情緒不安定かげん、成長不全ぐあいに大きく依存するものです。

男女の問題…というのは私には難しいというか…遠過ぎる。こういうのを見ていると、「お前なんかDVの対象にすらならないくせに。親しい人すらいないのだから暴力も支配もないだろう」という内なる声がするのだ。だから私はこういうところでつらい。

DVやそれに近い体験のある人、あるいはパートナーのいる人は大いに力づけられるのだろう。「ひとりではない」というメッセージが伝わるのだと思う。でも私としては、なんだか孤独感を感じてしまった。いちおう女性なのではありますが。

私の父は暴力を振るう人ではなかったが、外でのあれこれを家に持って帰って、ときには発散(テレビに暴言を吐いたりとか、他愛もないことで怒ったりとか)した。今もそういうところはある。私は子どものとき「ぴりぴりしたところ」という感じを家に対して持っていたが、母や妹はそうではないみたいだった。母は「とりあえず丸く収める」のが好きな人なので、父の不機嫌に合わせるのは何でもないことらしい。妹は思うところはあっただろうが、大学から地方へ行って家を出て、今も行き来はあるけれど、本音を言わないまま結婚して北国へ行ってしまった。

私はこういう「おうち」観を、自分の原家族と共有できないのがとても寂しい。だから、血の繋がらない誰かと、リラックスできる場所をつくりたい。そうしたら自分にも家族がいる感じがするのではないかしら…。

舞台が終わって、なんだか寂しかったので江ノ島ののら猫ちゃんを触って帰りました。

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これを書いてあとはごろごろするのだ、と思っていたらメールで仕事が来ていた…。ウソー!! 御社は日曜休みじゃないのですか。これは私をうつにさせない作戦か。やりました。寝ます。

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