水と油「均衡」@シアタートラム
2006年3月1日 ダンスもの在宅の仕事はまだ終わってない(らしい。明日電話してみよう)が、今月はエンタメが多い。今日は会社の帰りに↑を観に行きました。
「水と油」は男性3+女性1名によるパフォーマンスカンパニー。セリフはなくて、動きで見せる。パントマイムと言っていいのかな? 私がこちら様を観るのは初めてで、先月の地元劇場でのワークショップにメンバーの「おのでらん」氏が来て下さったことからこの公演を知った。水と油は結成10年、今回をもって4人での公演はしばらくお休みということもあってか、会場は満席、立ち見も出る盛況。
パントマイムは演劇?踊り?どちらなのだろう? どちらでもある、分類はどうだっていいのでしょう。私はほとんど演劇を観に行くことはないし、マイムもちゃんと観たことはないが、この「均衡」という作品を観ていると、「なんだ、コンテンポラリー・ダンスと同じ感覚…」と思えてきた。
カップルで食事をしているはずか、飲み比べ競争になっていたり、フロント係が客と入れ替わったり、右のドアをノックしたのに、左のドアがあいたり…といつのまにかさまざまな取り違え、交換、入れ替わりが起こっている。でも「均衡」であるような世界。
ずっと観続けていると、「ああ、やっぱり、ダンスとは何かが違う」とも思った。ダンスを観るより頭を使う。言葉はないが意味がある。それが違う。そして意味あるところ不条理がある。そして意味ある分、(コミカルな場面もあるけど)本質的にまじめなのかも。
その辺で(私の理解するところの)ダンスとは違う匂いがするのだろう。動きにどのくらいの意味を入れるのがおもしろいのか・たのしいのか・うつくしいのか?…などと観ながらちょろっと考えていた。でも、意味から解放されるのも難しいことだ。つい意味あるところ(或いは「意味ありげなところ」)に落ちつきどころを探してしまう…とも。
椅子・机・ドアといったミニマルなセット、衣装は白・黒に少しパステルがかって見えるブルー(この配色はいい。今度まねしてみよう)。パフォーマーたちの、それぞれの空気感をもった冴えた動きとあいまって、クールできれいな舞台でもあった。
不思議な世界、面白かったです。
「水と油」HP http://www.mizutoabura.com/
「水と油」は男性3+女性1名によるパフォーマンスカンパニー。セリフはなくて、動きで見せる。パントマイムと言っていいのかな? 私がこちら様を観るのは初めてで、先月の地元劇場でのワークショップにメンバーの「おのでらん」氏が来て下さったことからこの公演を知った。水と油は結成10年、今回をもって4人での公演はしばらくお休みということもあってか、会場は満席、立ち見も出る盛況。
パントマイムは演劇?踊り?どちらなのだろう? どちらでもある、分類はどうだっていいのでしょう。私はほとんど演劇を観に行くことはないし、マイムもちゃんと観たことはないが、この「均衡」という作品を観ていると、「なんだ、コンテンポラリー・ダンスと同じ感覚…」と思えてきた。
カップルで食事をしているはずか、飲み比べ競争になっていたり、フロント係が客と入れ替わったり、右のドアをノックしたのに、左のドアがあいたり…といつのまにかさまざまな取り違え、交換、入れ替わりが起こっている。でも「均衡」であるような世界。
ずっと観続けていると、「ああ、やっぱり、ダンスとは何かが違う」とも思った。ダンスを観るより頭を使う。言葉はないが意味がある。それが違う。そして意味あるところ不条理がある。そして意味ある分、(コミカルな場面もあるけど)本質的にまじめなのかも。
その辺で(私の理解するところの)ダンスとは違う匂いがするのだろう。動きにどのくらいの意味を入れるのがおもしろいのか・たのしいのか・うつくしいのか?…などと観ながらちょろっと考えていた。でも、意味から解放されるのも難しいことだ。つい意味あるところ(或いは「意味ありげなところ」)に落ちつきどころを探してしまう…とも。
椅子・机・ドアといったミニマルなセット、衣装は白・黒に少しパステルがかって見えるブルー(この配色はいい。今度まねしてみよう)。パフォーマーたちの、それぞれの空気感をもった冴えた動きとあいまって、クールできれいな舞台でもあった。
不思議な世界、面白かったです。
「水と油」HP http://www.mizutoabura.com/
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