↑観てきた(@吉祥寺シアター)。3人の男性振付家による3作品の公演。

・梅田宏明(S20)「Duo」
舞台奥のスクリーン、右半分に自身の映像、左半分で本人で同じ振りを踊る。音楽はノイズ〜テクノ。映像もエフェクトがかかったり健闘するものの、やはり生身のほうを見てしまう。シンプルな動きだが、惹きつけられるのは身体のコントロールが効いているからだろうか。なかなかかっこいい。

・鈴木ユキオ(金魚)「dulcinea」
ヴェラスケスの絵みたい(そうか?)。美的ではあるし、面白い動きもあるのだが、流れが私にはわかりにくくて今ひとつ入り込めず。痛くしそうな動きしてた。

・遠田誠(まことクラヴ)「事情地域」
登場から退場まで、文句なし。凄ーく面白い。「部長」の遠田氏が「カンパニー結成からのあれこれ」をぼそぼそとしゃべり始めるのだが、ダンサーたちがお構いなしに出入り(歩くだけでもいろんなやり方があるんだなー)したり、しゃべって踊ったりする。しゃべりながらよくあれだけ動けるもんだ!「メニスカス・ガングリオン」覚えた。

まことクラヴは吉祥寺で活動を開始したとのこと。ホームグラウンドでの「エッセイ」風作品には地元ネタがフィルム上映も含めて多数、登場する。何気におかしい。笑っちゃった。

背番号つきジャージのダンサーたちが踊りながら舞台奥へ進む。スクリーンが上に引き上げられ、奥のシャッターも上がるとそこは外。傘をさした小学生が通っている。なぜかグッドタイミングで通りかかったタクシーを、ダンサーが美しいポーズで呼び止め、部長を残して一同タクシーで走り去ってしまう。場内大爆笑。かっこ良過ぎるエンディング!

初めて観たけど、まことクラヴ、構成も踊りもすんごく良かった。大充実。他のも観てみたい。

今日も面白いかたちをたくさん見て、自分でもできそう、やってみようと思うものの、たとえばムーブメントのクラスでいきなり取り入れられるかというとそういうわけにもいかず。見ただけでは自分のものにならない。思っているより心理的隔たりもあるのだろう。
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ゴス、駅ビルの安っぽいセンスの洋服屋、いくら探しても見つからない写真、亡くなった祖母と亡くなった友人、食べかけのアイスクリーム、フィンランド映画…。風邪ひいてみる夢はシュールだった。変な味付けで、目が覚めて夢でよかったと思った。予定を緩めて、家でごろごろする時間をふやした。お休み気分を満喫。ただ寝てただけなんだよ、安上がりな自分。

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