洗われる

ものすごーく久しぶりにムーブメントのクラスへ行く。舞台に地方でのWSに、と先生がひっぱりだこなためにクラスは春からしばらくお休み。9月から再開していたのだが、私は発表会ナンバーの稽古で行けずにいて、それも無断欠席してたので、とても行きづらいキモチになっていた。でもクラスの美人受付嬢が「ずっとお見えになりませんがお元気ですか？」とタイミングよくメールをくれたおかげで足を運ぶことができたのでした。

再開後すぐに来ていた人に聞くと、ずいぶんメンバー替わったとか。それでも今日はラッキーなことにいわゆる「1期」（去年から出ている人たち）で久しぶりな人が結構いたのでなじみやすかったのと、新しい人も多かったせいか自己紹介なんかしたりする。

あまりに休んでいたので、気持ちがついていけるんだろうかと思っていたけれど…このクラス、やっぱりいい！　ダンスっぽいけど実はどうでもいい部分は削がれて、人が身体を使って見せることで、惹きつけられたりイメージを誘われたりする…という化学作用の核になる部分を教えてくれる、というか。

ここであれこれやっていると、きれいな水で洗われているみたいな感じがする（とはいえ別に美的なことばかりするのではなく、ほふく前進の練習とかもするんだけど、なんでだか）。たまったものをざざーっと洗い流す。調整されるというか、方向定まるというか。ダンスがあってよかった、と心から思う。ビーシャ・ビーシャやってるときに、ここにも来れればよかったな。

気が重かったのは、また一からスタートなのかとうっすら思ってたせいもあるんだけど、来てみたら完全リセットされたわけでもなかったようです、自分の身体。前より緊張が減った分、できることが増えたかも。それに、単純に面白かったな。しかしこういう場で守りに入らず、リスクをおかして自分の枠を広げていくのは難しい。そのために来ているのですがなかなか。

男の子が多いクラス、というのはダンススタジオではまずないので新鮮。コンタクト・インプロがダンスというより格闘技ちっくになってて笑える。それも妙ではある。

上手な人はくっきり見える。私も線が太くなりたい。