あなたと椅子とわたし
2007年12月5日 ダンスものムーブメントのクラスで今月26日にショーイングをすることになり、その稽古が今日から始まる。全員無理やり参加ではもちろんなくて、希望する人だけなんだけど、顔合わせてみれば「来るだろうな」な常連およびひさびさの人々。「なんかやりたい」野望をもった人々が20名近く集まると正直言ってすごく暑苦しいです。私もそのうざい一員です。
しかし世界中のみんなが好きになれるわけもないのと同様に、苦手な人がいるのは当然で、ムリに好きになる必要はなくて関わり方(というか、かわし方)を考えればいいんだと思う。かわしてるうちに案外好きになるかもしれないし。
(1)椅子を使った動き(2)本を使った動き(3)コンタクトインプロ(4)振り、という4つのお題を3人組で一通りやってみて、その後、各自希望のグループにちゃちゃっと分かれる、という手はず。私はいったんは振りのグループに入ったのですが、2人だけだった椅子チームに「私あっちに移ります」と変えてしまった。先週、あれだけ振り写しでハッピーになっていたのにね。
振りチームはやっぱりダンス志向ぽい人が集まってて、「あぁー」と思った。前半でアップしていて、なぜだか「キレイなことはしたくない」と思った。「キレイにまとまる」落とし穴にはまりたくない。「椅子」の二人は自分とタイプの違う、実力派・個性的な女の子。「椅子」は自分から遠いところにある。3人という人数も私にはよかった。
グループワークでは欲望をもった者勝ち、というのに深く納得する。
今日3人でやってみて、「意味」というかシーンにとらわれ過ぎていたかもしれない。それはそれで面白いけど、そればかりでは続かないし重くなってしまうので、もっと無意味に動きの流れをつなぐことをやってみたらいいかもしれない、この次は。でも私の野望としてはやたらスムースに流したくはない、というのもある。考えてみれば「椅子」いちばん難しいんじゃないだろうか。
…とか書いてほけっとしていたらディレクターから電話がかかってきた。「椅子を3つ使っていたけど、扱うものが増えるとどうしてもシーンにとらわれる。自分としてはフィジカルに落としていきたいので、椅子を1つにしてやってみる方向も考えてほしい」とのこと。私も次回はシンプルに椅子1こからコンタクトインプロ的に練習したらどうかな、と思っていたのでそれはまったく全然かまいません。
「シーンにとらわれると、どうしても演劇的になってしまう。演劇とダンスの中間を狙っているので」もちろんそのどちらか一方でもいいんだけれど、これは彼のディレクション枠だから、ということですね。みかけの手法は4通りでも、結局どれもダンスだと思うから…などなど。了解。わざわざ連絡してくれるとはそんなに椅子チームの行く末危なげだったでしょうか。しかし午前1時近いっちゅーのに、アーティスト(で誠実な指導者)だなぁ。びっくりしたけどなんか感動)
稽古は全7回ですが、離れていても私たちは「椅子」について考え続けるでしょう。クリスマスとは無関係なイベントですが、こういう環境で作品づくりに関わらせてもらえることは私には恵みに他ならない。読み終わるのが惜しいようなミステリーをもらったというか。大事に過ごして、大事につくろう。
しかし世界中のみんなが好きになれるわけもないのと同様に、苦手な人がいるのは当然で、ムリに好きになる必要はなくて関わり方(というか、かわし方)を考えればいいんだと思う。かわしてるうちに案外好きになるかもしれないし。
(1)椅子を使った動き(2)本を使った動き(3)コンタクトインプロ(4)振り、という4つのお題を3人組で一通りやってみて、その後、各自希望のグループにちゃちゃっと分かれる、という手はず。私はいったんは振りのグループに入ったのですが、2人だけだった椅子チームに「私あっちに移ります」と変えてしまった。先週、あれだけ振り写しでハッピーになっていたのにね。
振りチームはやっぱりダンス志向ぽい人が集まってて、「あぁー」と思った。前半でアップしていて、なぜだか「キレイなことはしたくない」と思った。「キレイにまとまる」落とし穴にはまりたくない。「椅子」の二人は自分とタイプの違う、実力派・個性的な女の子。「椅子」は自分から遠いところにある。3人という人数も私にはよかった。
グループワークでは欲望をもった者勝ち、というのに深く納得する。
今日3人でやってみて、「意味」というかシーンにとらわれ過ぎていたかもしれない。それはそれで面白いけど、そればかりでは続かないし重くなってしまうので、もっと無意味に動きの流れをつなぐことをやってみたらいいかもしれない、この次は。でも私の野望としてはやたらスムースに流したくはない、というのもある。考えてみれば「椅子」いちばん難しいんじゃないだろうか。
…とか書いてほけっとしていたらディレクターから電話がかかってきた。「椅子を3つ使っていたけど、扱うものが増えるとどうしてもシーンにとらわれる。自分としてはフィジカルに落としていきたいので、椅子を1つにしてやってみる方向も考えてほしい」とのこと。私も次回はシンプルに椅子1こからコンタクトインプロ的に練習したらどうかな、と思っていたのでそれはまったく全然かまいません。
「シーンにとらわれると、どうしても演劇的になってしまう。演劇とダンスの中間を狙っているので」もちろんそのどちらか一方でもいいんだけれど、これは彼のディレクション枠だから、ということですね。みかけの手法は4通りでも、結局どれもダンスだと思うから…などなど。了解。わざわざ連絡してくれるとはそんなに椅子チームの行く末危なげだったでしょうか。しかし午前1時近いっちゅーのに、アーティスト(で誠実な指導者)だなぁ。びっくりしたけどなんか感動)
稽古は全7回ですが、離れていても私たちは「椅子」について考え続けるでしょう。クリスマスとは無関係なイベントですが、こういう環境で作品づくりに関わらせてもらえることは私には恵みに他ならない。読み終わるのが惜しいようなミステリーをもらったというか。大事に過ごして、大事につくろう。
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