もう10年ぶりくらいに会社で「健康診断」を受ける。ずっとバイトだの派遣社員だったので、受診する機会がなくそのまま。今のバイト先はある程度の期間、就労すると受けさせてもらえるのだ。

体重測定も実に7,8年ぶり。ばりばり拒食だった頃は、毎朝誰も家族が起きていない頃、体重計にのっては300グラム、500グラムで一喜一憂していた。体重計の数字に支配されることにより詳しくは省くけどあまりに消耗したので、ある日きっぱりやめてしまった。

測ってびっくり、思っていた数字より4,5キロも増えてる。自分としては「痩せた」というか、低め安定と思っていたのに何これ。何この数字。思わず測り直してもらったけど同じ。あり得ないくらい増えてる。超ブルー…。打ちのめされて実は仕事どころでなかった。

身体が重い感じはしてなかったし、服がきついとかそういうこともなかったし、「痩せた」どころか肥えてたなんて、とんだボディイメージの障害(普通はやせの人が「太っている」と認識するのだが)。

体重を測るの止めた頃、まさに渦中で自分が刻々と太っていくという体感に苦しんだことがあった。ブラが背中にくいこむような気がして、気になってしょうがない。その頃、家のなかがぐちゃぐちゃなうえ、私は腰痛もきつかったので、心身感覚が滅茶苦茶だったのかもしれない。たまらずある日、カルチャーセンターの更衣室に(用もないのに)体重計にのりに行ったら増えるどころか激減していた。自分自身がわからなかった、ぜんぜん。

…なんてことも思い出したんだけど。

この1月に宴が多かったせいでしょうか(稽古も減ったし)。日常的に食生活は貧しいのに、貧しいゆえだろうか。太った、とも言われてないし。なんだかわかんないけど、自分としては身体に違和感なかったんだよね。これが今の自分にとっての現実的な数字(キロ)なんだろうか。

以前だったら5キロ増なんて死に物狂いでなんとかしなきゃならない事態。でも今じゃもうダイエットなんてやってられない。だいたい私は痩せても太っても幸せ度に結局なんも変わりなかったじゃん。痩せて急にもてるとかないですよ。私のことなんか誰も見てない。

踊りに差し支えるならなんとかするけど、なんかもうあの孤独なたたかいみたいな努力は嫌だ。もういっぺん言いますが、私のことなんて結局、誰も見てないよ。誰にとっても女として存在してない。痩せようが太ろうが誰も私のことなんて気にしてない。痩せても太ってもどうしても愛されないんだよ。

いまだに数字にとらわれる。だから体重測るの本当にイヤなんだ。

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