発作

2008年3月29日 うつもの
友人のウェディング二次会へ呼ばれた。目指すレストランがわからず、街路図と案内状の地図を見比べて考えていたら、親切な人が声をかけてきて教えてくれた。その「親切な人」は追いかけてきて「せっかくだからお茶でもどうですか」と言う。ナンパかよ。心底びっくりした。気持ち悪い。

パーティ会場に入って、知り合いを見つけたものの、始まる前から「途中で帰ろうか…」な心持ち。

友人(新婦)の家族の方々はおおらかで、ほがらかだった。彼女が健やかで多くの人に好かれているのがよくわかる。披露宴もとてもあたたかい雰囲気だったそうだ。

私は会話ができず、相手も私の言ってることを聞いてる感じがしない。ますます人の営みから自分がはずれてきてるとか、人と社会と接点が薄くなってきてるとか、人に自分が通じないのは自分が腐ってるせいなんじゃないか、とか考える。せめてにこやかにしながら、落ちてる。

足はやはり痛くなりましたが、それは靴のせいというよりも、立ちっぱなしなせいではないでしょうか。

「楽しかったね」と一緒にいた子は言ってたけれど、私にはこの場の情報がまるで収拾できない。何を拾ってもネガティブスイッチ押される。最後までいて、自分としてはよくやったと思う。

なんだかこの頃どこに行ってもこんなふうになってしまう。自分のいられる場所がないよ。しぬか月の裏側へ行くか。

「しんどい」と友人にメールしたら、「来る?」とおうちに誘ってくれた。大足をしめつける素敵な靴を脱いで、おうちに上がらせてもらう。着替えもする。

私が自分でひっかいている後頭部が「痛々しい」ことになってると友人が言う。撮って見せてくれた。かなり惨状。傍目にわかる、そうだ。ばれてないんじゃないかと思ってたけど。

誰も見てないし、どうしたらいいかわからないし、とことんひとりだし、はげはひどくなってるし。

身体を折って泣いた。だんだん息があがってきて、「運動もしてないのになぜだろう」と思う。息が吐くに吐けない。吐き出そうとしている何かを自分で抑えようとしても、コントロールできない。心臓だか肺だか、勝手に暴れている。

友人は「声に出していいんだよ」と言ってくれたんだけど、私は誰も私なんか見てないし、どっかいっちゃうんだよ、置いていかれちゃうんだよって、はあはあばくばくしながら、自分で身体のあちこちを押さえつけてた。いきてることがいみない。なんのためにひとりでいきてなきゃいけないの。

しばらくして友人が紙袋をもってきて、私の口と鼻を覆うようにしてくれたので「あ」と思った(彼女は専門家)。これ過呼吸?

人が発作を起こすのを見たことはあったし、教わってもいたので、そういうものがあることは知っていたのだが、今になって自分の身に起きるとは。若い子の症状だと思っていた。

自分がこんな状態とは気づなかっただけに、今日(とつぜんだったのに)、おうちに呼んでくれて、本当にありがたかった。

ほおや両腕が軽くしびれたような感じ。あえぎながら、あえいでいる自分がどうしてもちょっとおかしかった。何やってるんだろうって。自分では「息を吐こうとし過ぎている」と感じていたのだが、逆で「吸い過ぎてる」状態なのだそうだ。

もう「症状」として外に出せることはないと思っていたんだけど、びっくりした。

くだらないんだけど、過呼吸といえばNANA、おーロックじゃんとかあとで思った。

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