「食べる」テーマのイベント続き。今週はパフォーマンス中心ですが、可食パートもあって、酵母のパン、パイ、スープ、コーヒーがテーブルに並ぶ。

映像が流れるなか、タタミ2畳くらいのスペースで私も躍らせてもらう。この前のショーイングが年末だから、こういう機会は気づけば半年以上ぶりだ。

絶不調のなかつくり、動いた。緊張もしたけど自分でも集中して楽しんでできたと思うし、本番で初めて生まれた動きもあった。

「力強い」と言われた。その言葉はありがたいけど、「力強い」っていうだけだとしたらどうなんだろうか、とも思う。ひとつの形容詞に終わらない、何かにおさまりきれず、はみ出すような、というかひっかかりが残るような感じにしたい、と思った(音はアンビエント・ノイズで気に入っていたのだが、ひょっとしたら「はまり過ぎ」だったかもしれない…)。

人前でダンスするとき、「何をするか」より先に「相手(見る人)とどう向き合うか」「自分をどう開くか」「空間のなかでどう立つか」を考えるようになった。言い換えれば、「その場に立ちさえすればいい」という前提。

…という自分の「立ち位置」を、大先輩の女性パフォーマーが見ていてくれた。ひとり(だとしても)伝わった相手がいるということ、その立ち方で間違ってなかったとわかったのは、私にとってとても心強いことだった。

人に見せる機会があって、そのために作品をつくり、実際に見てもらえるというのは本当にありがたいし(当日まで悩みのカタマリだけど)、ためになる。区のこじんまりした居心地のよいカフェで、お客様は十数名だけれど、数は問題じゃない。見てくださる方あってこそのパフォーマンスだから。

自分ひとりの力ではとうてい叶わないこと。来場のお客様、映像作家の仲間(遠くから来てくれた)、スタッフのみなさま、このイベントをともに企画したメンバーズ(私はたいしたことしてない)、本当にありがとうございました。

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