「海の日」を考えた人は偉い。ほんと助かる。で祝日ですがお構いなしにクラス再開。このクラスが休みのあいだ、心身落ちに落ちていて「なまりきっていますが見逃して」てな心境で向かう。でもここで久しぶりにあれこれエキササイズをしていると「世のなかにはまだきれいなものがある」という気持ちになる。そして「これで自分を証明しなくてもいいのだ」と思うと、なんて楽なんだろう。

そのあと、迷いつつ飲みについて行ってしまったのですが今日の私にはちょっと余計なことだったかも。舞台は舞台で良かったけれども、「不思議の国のアリス」に対する自分の激愛っぷりに改めて気づく。自分にとっては昔からあまりにも自然に「愛読書」になっていたので、これが「面白くない」という人がいるとは思わなかったのだ。

キャロルの「アリス」が凄いところはそれが「無意味」に成り立っている、というところだと私は思う。人はつい意味にしがみついてしまうものだと思うし、あの時代に子どもに向けて書いたもので、モラルを教えるものになってないっていうのはこれが稀有の才でなくてなんであろうか。

そして「イノセンス」。無垢というはかなさ、無垢という危うさ、無垢という暴力。ああこれはあまりにも難しいことだけれど、「出ている人たちがみんな大人でしたね」と私が言ったのはそれだけ原作から遠いですね、という意味なのでした。

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