インプロWS2。即興ミュージシャンが入った後半のパフォーマンスはぐだぐだになってしまった。みんなが乱入する前の、4人組は微妙なバランスがダンスになっててよかったのだが。だらだら続いて終わったあとに、先生が「スラップスティックになってしまった」って、おい。自分こそ、終盤に入って、あたかもそのふざけた雰囲気を盛り上げてるように見えたけど。そしていつまでも終わらないのもよくない。既に緊張感が失われているのに、終わるかと思うと誰かが入って新しい(だらだらした)何かが始まってしまう。「終わりを見つける」という態度を誰もが忘れてしまったみたい。

ライブでなくても、音楽って強いと思った。気をつけないとなんと圧倒的にひっぱられることか。「マイ・ウェイ」はクリシェとの闘いだったわけだ。ミュージシャンの楽器は「音の鳴るおもちゃ」「民族音楽系のやつ」で、こういうインプロって特に強い。今回はミュージシャンが動きに「合わせて」みたりしていたから、音楽と距離をとるのはなお厄介だった。ここから、コメディな方向へ、スラップスティックへと一気にひきずられたのだと思う。

「ジョークをもっていないと入れない雰囲気」に場がなっていた、と先生は言う(そんなら、それを破るようなお手本を見せてくれたらどうなのよ、自分も助長してるし)。自分がそれを破る気合をもって入れたらよかったけど、場のテンション上がり過ぎてた。「なんか、遊びすぎになってるなあ」と感じた頃から入れなくなっていた。「もの」(を使うこと)が流行し、何か言うのも流行する。ダンスがストーリーやドラマを志向してはまずい、と思う。

やっぱり「関係性」にとらわれる。わかりやすいからなのか、空間より関係性に向かってしまい、切れずにスタックする。ダンスが好きなのは意味を求めないから、意味から自由だからだ。だけど人は無意味に耐えられない習性なのね。でもインプロで無意味から逃げると、意味にとらわれるとダンスでなくなってくる。力弱くなってくる。一緒にいるだけで関係性はあるわけで、同じ動きに必ずしもしなくていいし、近くに寄り過ぎなくてもいい。

また、自分のしていることにこだわり過ぎなくていい。let goしていい。

自分の楽しみのためならばNo Ruleでいいのかもしれないけど、人に見せるものにすることを考えると、頭使って意識も変えないと。1月のまきこさんは教え方上手だったな、と思う。

前半のカルテットはキャリア長い人たちと組めて、勉強になったし、いろいろ試せて楽しかった。「何をやってみても大丈夫」「カバーしてくれる」という安心感もあった。さて、まじめに身体訓練しよ。

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