「楽園」

2009年5月21日
黒谷都(人形遣い)+松沢香代(人形作家)@ストライプハウスギャラリー。

マンションの一室ふうの小さなホールで、私たちはベランダの手すりによりかかって眺めていました。目の前には幻想的な光景、背中側はまるっきり日常世界なのが面白い。吊り下げられたオブジェ、さまざまな光を見せてくれるあかり、金銀のコンフェッティ、アメ…絵本のページを繰るように場面が変わる。なんとなくアルチンボルドを思い浮かべた。白いアルチンボルド。ひとは2人の踊る人と人形遣い。私より少し年配かと思われる人形遣いさんの動きとたたずまいがきれいで、つい目がいってしまう。「人形」が人形らしくなく、なんとも名づけようのない「もの」であるのがいいです。最後のシーンがとてもきれいで、こんな絵をつくれるなんて、この絵に入れるなんて羨ましい、と思った。ロック(クラプトン)が不思議に合っている。すごくよかった。こういうのは観たことがない。パフォーマンスとしておおいに刺激される。自分の美学を貫くというのはすばらしい、力強い。

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