作品1。机上に女、机下に男。机上に150本のナイフ。高く足を振り上げ、ナイフを蹴散らす女。うずくまる男。私は修羅場の話かと思いました。「病院にこういうカップルがいたんですよね」という友人の言葉がまさしく的を射ている。ラスト、机上に立ちつくす女を、(机を持ち上げながら)両腕、両脚でもって机下で支える男。男がぷるぷるしてるのが見所ですな。女のイノセントな表情。こういう質の関係かつて見たり聞いたりしたことがある。静かにコワレユクアイ(=作品)。

想像だが作品をつくった人は、案外、破滅型でなく健康度の高い人じゃないだろうか。生真面目な感もあったので。一種の「憧れ」みたいに描いているような感じがした。身に覚えある人ならもっとデタッチした感じになるだろう。ゆえに記号としてはちときつい。全体的にヨーロッパのカンパニーみたいな作品。好き、かというと困るが強烈な印象はある。個人的には「あのナイフは給食用?切れない細工がしてあるんだろうか」てことが非常に気がかりでした。

作品2。ソロ。軌跡がきれい。それ以上に何を言えば…?音楽は合ってなくはないけれど、これで本当にいいのだろうか、と感じる(それは他の2作品にも言えることだが)。

作品3。??と思いつつ観ていたのだが、あとで話しながら思ったがコンタクトって止まらない、よどまないんだよな。流れてるけど、「で?」って思うこともあり。私はよどみも観たかったらしい。そのテーブルが木でなく芝生である必要があるのだろうか、とも思った。そしてみなさんがガーデニングみたいな格好をしている必要もどこに?とも思った。もやる。何かが足りないから、何かが多いような感じがするんだろうと思う。

金曜に再見。ふと思ったこと、じゃない、心に誓ったこと:
要素は削ぐ方向で。思わせぶりは止めよう。何より、「私は私。自分の信じるところを貫こう」その道でこそ私は守られる。ひとりで立つのだ。今週はデスクウィーク。

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