リサP vol.3ショーイング。出演順は当日発表だったのですが、今回トリを頂きました。後をひきとれる人がいない作品というか(笑)。
今回は小道具として椅子を使いました。これはvol.1のショーイングでグループで使ったものをまた先生から拝借。これを担いで週末、稽古に行っていたわけです。
これでハードル上がっちゃったかなとも思ったけど、椅子を入れたことでかえってシーンを切り換えやすかったり、空間の使い方に着想を得るということもある。モノとしても使えるし、人として関係性もつくれる。椅子は小道具というより相方のような存在だった。
今回やりたかったことのもうひとつは、「×椎名林檎」。会場が新宿のクラブであり、自分がここんとこはまっている人(つくづく才女だと思う。彼女の曲には音楽についての造詣の深さや愛が溢れている)でもあり、是非とも使いたかった。とはいえ歌詞のある曲は難しい。探していろんな意味でぴったり(シンプルな構成のロック、イントロ一発目からキャッチー、曲の長さ等)だったのが↑に入っている「不幸自慢」。作品の長さが今回は10分強だったので、3曲使えて、われながら選曲や編集は時間がなかった割には奇跡的にうまくいったと思う。さらに言えば衣装もはまったんでは。
当初はここから踊りまくる!とか考えていて、でも体力・実力の関係から挫折、曲をカットするか、とも思ったけどボリュームとしてはその長さが欲しかったので、「動けばいいってもんじゃない」て発想から振りを直してフルで使った。ここよりロックです。なのでその前の「つなぎ」も含めてロックなりライブの「ダンス的解釈」な表現であったのですが(実はその「つなぎ」部分は「丸の内サディスティック」へのオマージュ。誰も気づきませんが(笑))、「―さんの怒り爆発」とみた人が多かったみたい。なんかいろいろ勝手に妄想を広げてくださっていた(笑)。
面白かったそうです。来てくださった自分のお客様やWS仲間だけでなく、初対面の方やほか出演者のお客様から「面白かった」と言われると、嬉しいし、とても励みになる。自分を知らない人に届くというのは、面白いと思ってくれるというのは不思議な感覚だ。作品というのは紛れもなく自分なので、なんともいえず力をもらえありがたいです。
本番、緊張するかなと思ったけど、かえって強く出れた。ここに自分の世界と時間をつくってしっかりさらそうと。本番中に、客席エリアのお客様のシルエットが逆光で見え、「この人たちが私を見ている」と思うと心強かった。
「(次に何するのかわからなくて)怖い」としきりに言われたけど、それは「お客をもっていく」ことだからいいのだとか。打ち上げ後の講評で「以前の作品(昔クラスで見せた、初めてつくったソロのこと。これをいきなり引き合いに出されたのも驚きだった)も同じような傾向だったが、“下向き”だった。成長した」とも言われた。
ダンスのテクニックや作品のつくり方についていくらかでも知識が増えたり進歩したこともあるのでしょうが、それに加えて自分自身の生活や精神のあり方、その変化も関っているはず。以前に比べた成長、ということを言われるとは思っていなかったので、驚いたし、長い期間にわたって見ててくれることは本当にありがたいと思う。
「つくり続けたらいいと思う。場所をみつけて、作品を発表して、批評家なんか呼ばずに気に入った人だけに見てもらう。そんなで10年もすれば「時代がくる」かもよ」なんて先生言ってました。
ありがとうございます。今回は追い詰めモードだった夏に比べてとても楽しかった。自分では面白い、と思っていてもそれが人にシェア可能なものなのか、作品として成立してるのかはわからない。このWSの場は見てもらえて、みなさんからアドバイスやコメントをもらえてとてもためになった。
私はこのクラスやWSに初めからついていけたわけでは決してなく、人間関係も長いことできなかったので、こうしてみんなの中に自分がいられることがとても嬉しいし幸せだと思う。それは先生が場所を開いたからであり、みんながそこに通うからであるけど、私自身で獲得したことでもある。
本番って楽しい!
今回はやりたいことが幸運にもまとまって、楽しかった。好きな作品になったので、これでもう終わりと思うと寂しい。見てくださった方々ありがとうございます。
今回は小道具として椅子を使いました。これはvol.1のショーイングでグループで使ったものをまた先生から拝借。これを担いで週末、稽古に行っていたわけです。
これでハードル上がっちゃったかなとも思ったけど、椅子を入れたことでかえってシーンを切り換えやすかったり、空間の使い方に着想を得るということもある。モノとしても使えるし、人として関係性もつくれる。椅子は小道具というより相方のような存在だった。
今回やりたかったことのもうひとつは、「×椎名林檎」。会場が新宿のクラブであり、自分がここんとこはまっている人(つくづく才女だと思う。彼女の曲には音楽についての造詣の深さや愛が溢れている)でもあり、是非とも使いたかった。とはいえ歌詞のある曲は難しい。探していろんな意味でぴったり(シンプルな構成のロック、イントロ一発目からキャッチー、曲の長さ等)だったのが↑に入っている「不幸自慢」。作品の長さが今回は10分強だったので、3曲使えて、われながら選曲や編集は時間がなかった割には奇跡的にうまくいったと思う。さらに言えば衣装もはまったんでは。
当初はここから踊りまくる!とか考えていて、でも体力・実力の関係から挫折、曲をカットするか、とも思ったけどボリュームとしてはその長さが欲しかったので、「動けばいいってもんじゃない」て発想から振りを直してフルで使った。ここよりロックです。なのでその前の「つなぎ」も含めてロックなりライブの「ダンス的解釈」な表現であったのですが(実はその「つなぎ」部分は「丸の内サディスティック」へのオマージュ。誰も気づきませんが(笑))、「―さんの怒り爆発」とみた人が多かったみたい。なんかいろいろ勝手に妄想を広げてくださっていた(笑)。
面白かったそうです。来てくださった自分のお客様やWS仲間だけでなく、初対面の方やほか出演者のお客様から「面白かった」と言われると、嬉しいし、とても励みになる。自分を知らない人に届くというのは、面白いと思ってくれるというのは不思議な感覚だ。作品というのは紛れもなく自分なので、なんともいえず力をもらえありがたいです。
本番、緊張するかなと思ったけど、かえって強く出れた。ここに自分の世界と時間をつくってしっかりさらそうと。本番中に、客席エリアのお客様のシルエットが逆光で見え、「この人たちが私を見ている」と思うと心強かった。
「(次に何するのかわからなくて)怖い」としきりに言われたけど、それは「お客をもっていく」ことだからいいのだとか。打ち上げ後の講評で「以前の作品(昔クラスで見せた、初めてつくったソロのこと。これをいきなり引き合いに出されたのも驚きだった)も同じような傾向だったが、“下向き”だった。成長した」とも言われた。
ダンスのテクニックや作品のつくり方についていくらかでも知識が増えたり進歩したこともあるのでしょうが、それに加えて自分自身の生活や精神のあり方、その変化も関っているはず。以前に比べた成長、ということを言われるとは思っていなかったので、驚いたし、長い期間にわたって見ててくれることは本当にありがたいと思う。
「つくり続けたらいいと思う。場所をみつけて、作品を発表して、批評家なんか呼ばずに気に入った人だけに見てもらう。そんなで10年もすれば「時代がくる」かもよ」なんて先生言ってました。
ありがとうございます。今回は追い詰めモードだった夏に比べてとても楽しかった。自分では面白い、と思っていてもそれが人にシェア可能なものなのか、作品として成立してるのかはわからない。このWSの場は見てもらえて、みなさんからアドバイスやコメントをもらえてとてもためになった。
私はこのクラスやWSに初めからついていけたわけでは決してなく、人間関係も長いことできなかったので、こうしてみんなの中に自分がいられることがとても嬉しいし幸せだと思う。それは先生が場所を開いたからであり、みんながそこに通うからであるけど、私自身で獲得したことでもある。
本番って楽しい!
今回はやりたいことが幸運にもまとまって、楽しかった。好きな作品になったので、これでもう終わりと思うと寂しい。見てくださった方々ありがとうございます。
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