ロック・ザ・ ランドリー
2010年9月11日 ダンスもの夜7時に本番。やはりその前に練習はしたい。当日はどこもおさえておらず、日頃は予約がとりやすい隣の区の施設を借りるのですが、今日は近所に施設に電話したら空いてる部屋があるという。ラッキー。和室のステージ(板張り)部分なんですけれども(笑)。このシュールな場所が意外とよかったです(キレイ。畳はなごむし)。
ランドリーでロックする。それもブリティッシュだから、荘厳なのだ、やたら大げさなのだ。これは労働でありここは戦場なのだ、というイメージでつくったダンスです(約10分)。
今回の作品は去年の夏につくったものの姉妹編、というかエクステンデッド・バージョン。去年はエアだったけれども、今年はリアル洗濯物♪洗濯女はランドリーバスケットに22枚の白シャツを詰めました。(だから稽古がいかに大荷物だったことか。さすがにバスケットは運べなかったけれども、シャツたちは職場に運んでいました。そしてシャツのメンテも…)
はじめの4,5枚はおとなしくたたむんだけど、いつしか彼女のなかで作業が「シャツをぶん投げる」方向に変わっていくという…シャツとの闘いになっているという、そういう前半。この辺は自分の労働観がよく現れている(お前は仕事を何だと思ってるんだって)。
「ランドリー」というテーマ+この曲、というのは実はかなり前(2年くらい前?)から持っていたイメージ。どうすればよいのか具体的にはわからなかったが、なぜかそう思っていた(ただ、やるとすると大変だろうな、という予感はあり、なかなか手がつけられなかった)。それが今回、作品として具体化し、実現できたというのは自分としては大きい。
曲というのはこちらです:
http://www.youtube.com/watch?v=9Yr05S76jqM (Single vers.)
クーラ・シェイカー、他にもっと好きな曲もあるのに、作品にするならこれ!となぜか決めていた。聴けば聴くほどぐっとくる。今回やってることとすごく合ってると思う(自画自賛)。
初めにつけた振りはもっと振り数が多かったが(いわゆるダンスっぽいこともわざとらしくしていた)、ビデオ見るとやっていても間に合ってない(身体を使ってない)。もっと重要なのは、これは本当にいい曲でだから使っているのに、この曲のがーっとくるグルーヴとシャツ投げのエネルギーがシンクロするところがキモなのに、音をよく聞かずにあわててやっててもしょうがない。また、そもそもの振り数多いほうは自ら軽くして茶化してしまっていたというか、せっかくこの曲がもっている、貴重な重みを欠いていた。それは下見に来てくれた友人から大いに得た示唆。それに気づかせてもらって本当に感謝。なので振りをよりシンプルに、数も減らした(だからダンス、というより動作みたいな感じだと思う)。
後半は「自分の意思で動いてるんじゃないように見せたい」という発想で、本人はやってて楽しかったのだが、「迷ってた?」と観に来てくれた人に言われたり。自分では迷ってるつもりはなかったけど、ガイドにするイメージが複数あったり、結果としてブレて見えたのかもしれない。プログラム・ディレクターの女性にもここは「難しかったね」と言われた。こういう(繊細な)テイストのこともやりたいのですが、こっちは課題だな。
去年くらいから、自分のやりたいことがわかるようになってきた。というか「やっても(見せても)いいんだな」という気持ちになってきた。で、その自分がもってるイメージをかたちにすることがすごく楽しい。構成が見えるまでは苦しいけれど、見えてきて1個1個積んでいく作業はとても楽しい。世界をつくるって面白い。世界をつくると、世界(リアルのほう)にも関わってる、という感じがして力が湧いてくる。
わかるようになってきた、こともあって、今回からユニットを「創刊」することにしました。
自分がやることには実名より、ユニット名のほうがしっくりすると思うから。このユニット名のもとに作品がたまっていくといいなーと思う。
わかってくると、自分の身体できることでそれをどう実現させるか、という闘い。達者なほうでは決してないので。「こういう感じにしたい」と思っても、自分の身体や経験でできる動き、考えつく振りに限りがある。、動画見てやりたいと思ったことがやれておらず、へこたれたり。これはたぶんずっと闘い。精進しよう。
今回、びしっと照明も音響も、舞台進行もスタッフの方がついてくださって感謝感激でした(特に照明はすごい)
つくる過程も私は楽しいけど、こういうのはやはり見てもらってこそ作品も本人も成長すると思うので、見てくださったお客様には本当に感謝。思いがけず多くの方が来て下さったりで本当に嬉しいです(お花や差し入れも恐縮です)。ありがとうございました。
ランドリーでロックする。それもブリティッシュだから、荘厳なのだ、やたら大げさなのだ。これは労働でありここは戦場なのだ、というイメージでつくったダンスです(約10分)。
今回の作品は去年の夏につくったものの姉妹編、というかエクステンデッド・バージョン。去年はエアだったけれども、今年はリアル洗濯物♪洗濯女はランドリーバスケットに22枚の白シャツを詰めました。(だから稽古がいかに大荷物だったことか。さすがにバスケットは運べなかったけれども、シャツたちは職場に運んでいました。そしてシャツのメンテも…)
はじめの4,5枚はおとなしくたたむんだけど、いつしか彼女のなかで作業が「シャツをぶん投げる」方向に変わっていくという…シャツとの闘いになっているという、そういう前半。この辺は自分の労働観がよく現れている(お前は仕事を何だと思ってるんだって)。
「ランドリー」というテーマ+この曲、というのは実はかなり前(2年くらい前?)から持っていたイメージ。どうすればよいのか具体的にはわからなかったが、なぜかそう思っていた(ただ、やるとすると大変だろうな、という予感はあり、なかなか手がつけられなかった)。それが今回、作品として具体化し、実現できたというのは自分としては大きい。
曲というのはこちらです:
http://www.youtube.com/watch?v=9Yr05S76jqM (Single vers.)
クーラ・シェイカー、他にもっと好きな曲もあるのに、作品にするならこれ!となぜか決めていた。聴けば聴くほどぐっとくる。今回やってることとすごく合ってると思う(自画自賛)。
初めにつけた振りはもっと振り数が多かったが(いわゆるダンスっぽいこともわざとらしくしていた)、ビデオ見るとやっていても間に合ってない(身体を使ってない)。もっと重要なのは、これは本当にいい曲でだから使っているのに、この曲のがーっとくるグルーヴとシャツ投げのエネルギーがシンクロするところがキモなのに、音をよく聞かずにあわててやっててもしょうがない。また、そもそもの振り数多いほうは自ら軽くして茶化してしまっていたというか、せっかくこの曲がもっている、貴重な重みを欠いていた。それは下見に来てくれた友人から大いに得た示唆。それに気づかせてもらって本当に感謝。なので振りをよりシンプルに、数も減らした(だからダンス、というより動作みたいな感じだと思う)。
後半は「自分の意思で動いてるんじゃないように見せたい」という発想で、本人はやってて楽しかったのだが、「迷ってた?」と観に来てくれた人に言われたり。自分では迷ってるつもりはなかったけど、ガイドにするイメージが複数あったり、結果としてブレて見えたのかもしれない。プログラム・ディレクターの女性にもここは「難しかったね」と言われた。こういう(繊細な)テイストのこともやりたいのですが、こっちは課題だな。
去年くらいから、自分のやりたいことがわかるようになってきた。というか「やっても(見せても)いいんだな」という気持ちになってきた。で、その自分がもってるイメージをかたちにすることがすごく楽しい。構成が見えるまでは苦しいけれど、見えてきて1個1個積んでいく作業はとても楽しい。世界をつくるって面白い。世界をつくると、世界(リアルのほう)にも関わってる、という感じがして力が湧いてくる。
わかるようになってきた、こともあって、今回からユニットを「創刊」することにしました。
自分がやることには実名より、ユニット名のほうがしっくりすると思うから。このユニット名のもとに作品がたまっていくといいなーと思う。
わかってくると、自分の身体できることでそれをどう実現させるか、という闘い。達者なほうでは決してないので。「こういう感じにしたい」と思っても、自分の身体や経験でできる動き、考えつく振りに限りがある。、動画見てやりたいと思ったことがやれておらず、へこたれたり。これはたぶんずっと闘い。精進しよう。
今回、びしっと照明も音響も、舞台進行もスタッフの方がついてくださって感謝感激でした(特に照明はすごい)
つくる過程も私は楽しいけど、こういうのはやはり見てもらってこそ作品も本人も成長すると思うので、見てくださったお客様には本当に感謝。思いがけず多くの方が来て下さったりで本当に嬉しいです(お花や差し入れも恐縮です)。ありがとうございました。
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