つま先が身体を連れて行く。バランス。肩・腰・ひじを使って自分のリズムをつくる。

講師はフィンランドの女性振付家。このWSで行ったようなシンプルなワーク(手で身体に触れる、とか)を1時間ほど続けて行い、正確(precise)で洗練された動きに練って振りをつくっていくそう。彼女は「ダンサーに興味がある」と言っていた。考えた振りをただ与えるというより、各ダンサーの身体を通すことによって発展させ、ユニークなものにしていくのだとか。ダンサーもこのやり方だと「新しい自分を発見できる」そうです。

彼女のメソッド(毎回初めに行う、呼吸に合わせて関節をゆるめながらロールアップ/床までダウンするエキササイズ等。気持ちいい)は身体に対してとても繊細なアプローチに思え、親しみを感じる。私はとても好き。身体にも気持ちにも無理がない。納得して身体に集中できる。面白いし、心地よい。「みなさんはこのWSのあいだ、それぞれが自分の振付をつくっていたのですよ」と彼女。東京のスタジオで教えてくれたら(あり得ないけど)ずっと通うのになぁ。

物腰の柔らかい方(&シャイ:ダンサーたちもそう^^)で、自分にとってもともとお気に入りな国だけれども、フィンランドに対する憧れがいっそう深まりました。

カンパニーのダンサーが「みなさん思い切りがいい(brave)」と言っていたように、各人このメソッドに合う合わないはあっただろうけど、みんな真剣に取り組んでいたと思う。よい体験になりました。

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