人形劇のスタジオ公演を観に行く。「人形劇」といってもオブジェクト、明かり、音楽を自在に使い、演者も全身を見せるのでフィジカル・パフォーマンスと思って観ている。こちらのチームは「イメージ」を見事に舞台に載せるので、毎回楽しみ。

こじんまりした、つくり手側の一生懸命さとか誠実さが伝わる空間。こういうのいいなぁ。私もお客さんのすぐ近く、ちっちゃな場所でやってみたい。1500円で飲み物とお菓子つき、ていうのもいいと思う。おやつを食べながら。

思ったより長尺(1時間半くらい?)だったけど、飽きない。次は何?と展開する手づくりの「かたちをとらない、かたち」「かたちになるまえの、かたち」に惹きつけられる。

●わかりやすくし過ぎない。「よくわかんないけど、面白い」
…つまりイメージで構成する。私はなかなかこれが貫けない。

●ミニマムな要素でイマジナティブ(想像力を喚起する;刺激する)
…すごく大事。あそびを残す、ということ。ただしイメージの強度は要ると思う。

●歪んだ;いびつな

●なまなましい要素;生の

無意味なものってうつくしい。胸をうつ。音の使い方もすごくうまくて最高だった。ダンスの公演でも音に感心するのって失礼ながらなかなかないので…全体としてとにかく「センスがいい」。足し過ぎなものが多い、と感じられるなかすばらしいです。私はやっぱりこういう、「その人ならでは」のもの、打算なくつくったパーソナルな創造物が好き。いい時間だった。

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