山田せつ子(構成・演出・振付)、クローディーヌ・ドレ(美術)。

とにかくこのチーム(せつ子様ほか寺田みさこ、加藤菜緒子、柿崎麻莉子)は超絶身体の利く方々。これ見よがしなアクロバティックではなく、シンプルな振りなのに鮮やかで面白い。「歩く」だけで空間を支配する。意外とこれはなかなかできないこと(そういうのこそできるようになりたいな~!)。動きがすごすぎて「ダンサー」というより、もはや彼女たちこそ現代美術に見えてくる。4人それぞれ個性が立っているのもいいし、なかでも加藤菜緒子さんの質感に目を奪われる。この関節の抜け方はっ…とにかく不思議。

作品としてはおとなしいようにも思った(アートとのコラボ、というのは既に空間に雰囲気があるところが、この作品に限らずかえって難しいのでは)が、ラストで4人がまた人間に戻ったかのようにゆっくりと歩いたりたたずんだりしている姿が美しかった。

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