現代アートの並べ方 ~直島観光編~
2010年6月28日 旅行
直島といえば!草間先生のこれでしょう→
そもそもの心配が「ちゃんと着くんだろうか」ということ。遠いですから。家を6時前に出て、岡山まで空路、それからバス(空港から岡山駅)、在来線(宇野まで)、フェリー(宇野港から直島、宮ノ浦港まで)、で現地集合の11時半に間に合う。ネットの路線情報様がなかったら、そしてそこが正確な情報を吐き出してくれてるんじゃなかったら、旅行ベタな私にはこんな高度な旅できなかったに違いない。
飛行機に乗るのなんて何年ぶり、で出発前にJALのサイトで手続きをガン読み。小さい頃から憧れてたけど、今でも空港で働く人ってとりわけ「プロフェッショナル」な仕事人て感じがすごくする。飛行機が離陸するときにがーって走ってスピード上げてるときって思わずガンバレ!と(心で)応援し、上昇してはるか下の建物なんかがまだ割と見えてるような(社名が読めたり)高度のまさにその瞬間、「こんな鉄のカタマリが宙に浮いてるなんてありえない」と思ったりする。
直島は2泊したものの、午後はダンスWSだったのできわめて駆け足なめぐり方でした。
●家プロジェクト
本村(ほんむら)地区において、古い家屋を改修(新築したものもある)、アーティストが家そのものを作品化したプロジェクト。歩いて回れる範囲にある6軒で展開。時間の関係で、「南寺」のみ観られなかったのですが、観に行った人によると、とてもよかったらしい。こことは別に事前予約が必要な「きんざ」も行けず、残念。
ちなみにこのプロジェクトは基本的に「靴を脱いで上がって観る」(家だから)。なので、ぜひ脱ぎ履きしやすい靴で。私はハイカットのスニーカーで行っちまったのでめんどくさいったら。
http://www.naoshima-is.co.jp/#/art
http://forum.inax.co.jp/renovation/forum/repo013-naoshima/report013.html
●ベネッセハウス(ミュージアム)
ベネッセアートサイト直島は安藤忠雄氏設計による、美術館と宿泊棟の複合施設。上の草間彌生作の黄色いかぼちゃもここの広大な敷地内にあります。こちらのホテルはそりゃお高いけれど、評判もすこぶる良いよう。直島の観光施設はほとんどが「月曜休み」(重要ポイント!)なので、私は年中無休のこちらの美術館(「ミュージアム」)に行きました。地中美術館も、オープンしたてのリーウーファン美術館も月曜はそろってお休み。
建物も展示物もよろしいんじゃないでしょうか。「現代アート」というと、たたずまいがどこも似通っている気がするのは、私の知識が浅薄なせいかな。角が立った印象は個人的にはなかったです。もう十二分にぴかぴかなのに、どこからともなく現れては手を休めることなく掃除する清掃の方がむしろ一種のアートな感じだった。
ここは宿泊者以外も「見せて頂ける」施設ですが、ビジターフレンドリーじゃない、と行ってみて感じた。旅行者は荷物が多いものなのに、館内ロッカーないし、町内バスの終点とベネッセ施設をつなぐシャトルがあるにはあるけど、全然乗り継ぎの連絡がない。やっぱり宿泊してナンボなんでしょうな(宿泊者は入館料フリー)。エスタブリッシュメントって…とそそくさと帰る私。ビジターはやはり現代アートのある浜で遊ぶのがよいかもですね。
http://www.naoshima-is.co.jp/?index
●直島銭湯 あいらぶ湯
B社提供のアートサイトだけでなく、町のアートな銭湯にも行きましょう(とはいえ無関係ではないんだけど)。私はここがいちばん面白かった。アーティスト大竹伸朗、デザインに加えてgraf。やたらデコラティブ、女湯男湯の仕切りにゾウが!なにやらムーディな音楽が!タイルに「穴場」「牝犬」とか意味深でナイスなお言葉が!グッズも売っています。
http://www.naoshimasento.jp/
●山本うどん店
生協近く(宮ノ浦港から歩いて5分くらい)の美味しい手打ちうどん屋さん
http://www.naoshima.net/food_shop/food/yamamoto_udon/index.html
●カフェ まるや
東京でいえば、下北沢あたりにありそうなカフェ。お腹にやさしい感じで盛りつけもかわいいランチを食べました。寄る価値あり。家プロジェクトの角屋近く。
http://cafe-maruya.jp/
宿泊は民宿に素泊まり(※コンビニや自販機は少ない、夜開いている店も少ないので素泊まる人はそれなりに準備するべし)。離れのような家に、長期滞在という女子大生さんと一緒。最初は他人と一緒に一軒家って気詰まりだなとも思ったけど、すごく礼儀正しい、感じのよい方だったので気持ちよく過ごせました(お若いのに自分よりよっぽど人間できてる)。地元の方に頂いたというおにぎりとビワをおすそ分けしてくれたり。
今回は時間的にも予算的にも直島を堪能するには足りなかったなー。今の自分がじゅうぶんな時間とお金を捻出できるかといったら疑問ですけれども。意地をはらず、いつかBにも泊まってみるべきなのかも。ここはまた縁がありそうな気もする。しかし、別な話ではありますが、せっかく飛行機に乗るんだったら、着いた先が岡山っていうよりも、もっと遠く、ニューヨークあたりだといいのになとも思いました。
そもそもの心配が「ちゃんと着くんだろうか」ということ。遠いですから。家を6時前に出て、岡山まで空路、それからバス(空港から岡山駅)、在来線(宇野まで)、フェリー(宇野港から直島、宮ノ浦港まで)、で現地集合の11時半に間に合う。ネットの路線情報様がなかったら、そしてそこが正確な情報を吐き出してくれてるんじゃなかったら、旅行ベタな私にはこんな高度な旅できなかったに違いない。
飛行機に乗るのなんて何年ぶり、で出発前にJALのサイトで手続きをガン読み。小さい頃から憧れてたけど、今でも空港で働く人ってとりわけ「プロフェッショナル」な仕事人て感じがすごくする。飛行機が離陸するときにがーって走ってスピード上げてるときって思わずガンバレ!と(心で)応援し、上昇してはるか下の建物なんかがまだ割と見えてるような(社名が読めたり)高度のまさにその瞬間、「こんな鉄のカタマリが宙に浮いてるなんてありえない」と思ったりする。
直島は2泊したものの、午後はダンスWSだったのできわめて駆け足なめぐり方でした。
●家プロジェクト
本村(ほんむら)地区において、古い家屋を改修(新築したものもある)、アーティストが家そのものを作品化したプロジェクト。歩いて回れる範囲にある6軒で展開。時間の関係で、「南寺」のみ観られなかったのですが、観に行った人によると、とてもよかったらしい。こことは別に事前予約が必要な「きんざ」も行けず、残念。
ちなみにこのプロジェクトは基本的に「靴を脱いで上がって観る」(家だから)。なので、ぜひ脱ぎ履きしやすい靴で。私はハイカットのスニーカーで行っちまったのでめんどくさいったら。
http://www.naoshima-is.co.jp/#/art
http://forum.inax.co.jp/renovation/forum/repo013-naoshima/report013.html
●ベネッセハウス(ミュージアム)
ベネッセアートサイト直島は安藤忠雄氏設計による、美術館と宿泊棟の複合施設。上の草間彌生作の黄色いかぼちゃもここの広大な敷地内にあります。こちらのホテルはそりゃお高いけれど、評判もすこぶる良いよう。直島の観光施設はほとんどが「月曜休み」(重要ポイント!)なので、私は年中無休のこちらの美術館(「ミュージアム」)に行きました。地中美術館も、オープンしたてのリーウーファン美術館も月曜はそろってお休み。
建物も展示物もよろしいんじゃないでしょうか。「現代アート」というと、たたずまいがどこも似通っている気がするのは、私の知識が浅薄なせいかな。角が立った印象は個人的にはなかったです。もう十二分にぴかぴかなのに、どこからともなく現れては手を休めることなく掃除する清掃の方がむしろ一種のアートな感じだった。
ここは宿泊者以外も「見せて頂ける」施設ですが、ビジターフレンドリーじゃない、と行ってみて感じた。旅行者は荷物が多いものなのに、館内ロッカーないし、町内バスの終点とベネッセ施設をつなぐシャトルがあるにはあるけど、全然乗り継ぎの連絡がない。やっぱり宿泊してナンボなんでしょうな(宿泊者は入館料フリー)。エスタブリッシュメントって…とそそくさと帰る私。ビジターはやはり現代アートのある浜で遊ぶのがよいかもですね。
http://www.naoshima-is.co.jp/?index
●直島銭湯 あいらぶ湯
B社提供のアートサイトだけでなく、町のアートな銭湯にも行きましょう(とはいえ無関係ではないんだけど)。私はここがいちばん面白かった。アーティスト大竹伸朗、デザインに加えてgraf。やたらデコラティブ、女湯男湯の仕切りにゾウが!なにやらムーディな音楽が!タイルに「穴場」「牝犬」とか意味深でナイスなお言葉が!グッズも売っています。
http://www.naoshimasento.jp/
●山本うどん店
生協近く(宮ノ浦港から歩いて5分くらい)の美味しい手打ちうどん屋さん
http://www.naoshima.net/food_shop/food/yamamoto_udon/index.html
●カフェ まるや
東京でいえば、下北沢あたりにありそうなカフェ。お腹にやさしい感じで盛りつけもかわいいランチを食べました。寄る価値あり。家プロジェクトの角屋近く。
http://cafe-maruya.jp/
宿泊は民宿に素泊まり(※コンビニや自販機は少ない、夜開いている店も少ないので素泊まる人はそれなりに準備するべし)。離れのような家に、長期滞在という女子大生さんと一緒。最初は他人と一緒に一軒家って気詰まりだなとも思ったけど、すごく礼儀正しい、感じのよい方だったので気持ちよく過ごせました(お若いのに自分よりよっぽど人間できてる)。地元の方に頂いたというおにぎりとビワをおすそ分けしてくれたり。
今回は時間的にも予算的にも直島を堪能するには足りなかったなー。今の自分がじゅうぶんな時間とお金を捻出できるかといったら疑問ですけれども。意地をはらず、いつかBにも泊まってみるべきなのかも。ここはまた縁がありそうな気もする。しかし、別な話ではありますが、せっかく飛行機に乗るんだったら、着いた先が岡山っていうよりも、もっと遠く、ニューヨークあたりだといいのになとも思いました。
コメント