記名性

2011年10月11日 ダンスもの
朝一ハロワ。お世話になってます。ダンスと音楽にも救われております。それぞれ理由は違ってもダンスが好きで続けてる人たちと出会える場があるのは幸いなり。Aちゃんの丸みをおびた身体に見とれる。背骨がきれいなS字を描く。重みがあって(良い意味)女性らしい風情。ピュアであり陰影がある。ハイテクで匿名の身体より、その人らしい存在感のあるパーソナルな身体に憧れる。
のかな?ネットで調べて高評価のお医者さんへ。夏からずっとノドが変(風邪にかかったような状態)でHPに行かなきゃとは思っていたのだが地元の内科を知らなかった。

「いつも混んでる」と口コミにもあったとおり、「1時間待ちです」と受付で言われたが結局2時間以上待った。症状からいくつか可能性を提示、消去法で「喉頭炎じゃないですか」ということに。いざ診察の時点でもう疲れ果てていたのでこの医者のブラボーなところはよくわからなかった。そもそもこんなに待たなきゃならないところ私は無理…。

それからブトーに行く。あまりにも遅刻で気がひけたが、行ってよかった。ここの「非日常性」がありがたい。時間のない時間、どこでもない場所。

くったり

2011年10月1日 ダンスもの
疲れた。BMへ。次回は来月。
つま先が身体を連れて行く。バランス。肩・腰・ひじを使って自分のリズムをつくる。

講師はフィンランドの女性振付家。このWSで行ったようなシンプルなワーク(手で身体に触れる、とか)を1時間ほど続けて行い、正確(precise)で洗練された動きに練って振りをつくっていくそう。彼女は「ダンサーに興味がある」と言っていた。考えた振りをただ与えるというより、各ダンサーの身体を通すことによって発展させ、ユニークなものにしていくのだとか。ダンサーもこのやり方だと「新しい自分を発見できる」そうです。

彼女のメソッド(毎回初めに行う、呼吸に合わせて関節をゆるめながらロールアップ/床までダウンするエキササイズ等。気持ちいい)は身体に対してとても繊細なアプローチに思え、親しみを感じる。私はとても好き。身体にも気持ちにも無理がない。納得して身体に集中できる。面白いし、心地よい。「みなさんはこのWSのあいだ、それぞれが自分の振付をつくっていたのですよ」と彼女。東京のスタジオで教えてくれたら(あり得ないけど)ずっと通うのになぁ。

物腰の柔らかい方(&シャイ:ダンサーたちもそう^^)で、自分にとってもともとお気に入りな国だけれども、フィンランドに対する憧れがいっそう深まりました。

カンパニーのダンサーが「みなさん思い切りがいい(brave)」と言っていたように、各人このメソッドに合う合わないはあっただろうけど、みんな真剣に取り組んでいたと思う。よい体験になりました。
股関節と肩関節、肘とのコーディネーション。「手」が「頭」を動かす。「身体のやりたいこと」と「自分のやりたいこと」とは違う、と思う。初日に書いた通り、シンプルなオーダーのもとに動くと、各自の意識や癖がよくわかる。ひき続き、漂うように。Easy(楽に)。
水のなかで漂うように。昨日と同じ趣向、今日は手と歩き。きれいに歩いている人は少ない。歩行は難しい。歩くことをダンスと考えていないのかしら。後半はコンディショニングでほどく。

私は山のふもとにいる人ですが、中腹以上にいる人たちでも「同じように上手く」見えてしまったり。どんなレベルでも「その人らしさ」が伝わるほうが私はいいと思う。その人の「欲望」ではなく「存在」。そういう個性をもちたいな(動きの質感、人との関わりなど)。あと、身体が大きい人は得だなぁと思う。

FWS1

2011年9月22日 ダンスもの
身体の感覚をていねいに使うワークショップ。シンプルなことをシンプルにやる。確かにこういうやり方はテクニックというより各人の身体に対する意識がよくわかる。彼女(講師)の連れてきたダンサーが素敵で見とれてしまった。しっかりとした身体のつくり、余計な動きが一切ない。うわべのテクニックではなく、自分の身体にメソッドをどれほど備えているかというと…?

バロック

2011年9月20日 ダンスもの
Butohメモ:

●上半身(顔から胴体)が直立していると動きに表情がなくつまらない。「首」and/or「肩」から身体を導いて曲線の動きをつくる。

●ダンスはバロック。(上半身の)ねじれ、ゆがみ、つりあいを崩したところで見せる。

●「目的」を急がないこと(ex.振り〔かたち〕をちゃっちゃと追わない)。ダンスはプロセス!

●いいけど足元が洋風(→もっとひざ、足裏を柔らかく、かな?先生の足運びのしなやかなこと。羽のようですわ)
月曜に教わってる先生の主宰スタジオ公演へ行く。純粋にダンスが楽しめる作品。サービス精神旺盛で、コンテンポラリーダンスでは珍しいことだと思う。

音も照明も良し、言うことなし。難があるとすればセンスが良すぎるというか、そつがなさ過ぎることかな。こちらの先生は私からすれば、やはり「キレイ系」。それを極めるのも大変なことだけど、つまりは「想定の範囲内」なので、個人的にはもちっと逸脱というか破綻があると面白かろう…と思う。それは作品テーマの「愛」(なんだそうだ)についても言える。その辺がエンターテインメントとして見極めが難しいところか。

一瞬、地明かりだけの何もない舞台を見せるシーンがあって、それがなんだか新鮮だった。こういうことあまりやらないし。妙な小芝居とかがないのはありがたいことだけど、とにかく「ダンス」で攻めてくるので、だからかな。これも個人的な志向だけど、ダンスでないムーブメントがあってもよかったかも。

主宰の先生のソロもよかったが、主役の女性ダンサー(ゲスト)がひたすら後ろ向きで見せるソロが圧巻だった。後ろ向きでもいい女、って凄い。人数多いのにダンサーの出入りやフォーメーションも凝っていた。

レッスン生がゲストダンサーと同じシーンに出演していて、難しいことなのに違和感なくこなしていたのはみなさん頑張ったんだなーと思った。

で、いろいろ言ってる私ですが、資質としては身体で表現するのにほんと向いてないことばっかり。根っからチキン、間違えるのがこわい、人と関わるの苦手、運動神経ニブイ、覚えが悪い、性格も明るくない、自分の顔きらいというか自分見たくない。つくづく向いてない。でもやめようとは思わない。嬉しいことよりへこむことのほうがよっぽど多いよ。それでもこれは続けようと思う。
そう、そうなんです…!

夏の時間

2011年9月14日 ダンスもの
暑いけどでも秋。暮れるのが早くなりもの悲しい。先週と同じラブリーな部屋を借り(隣室がない自由、鏡があるのもすごく助かる)稽古。私にはこういう時間が今は特にたいせつ。その後、ELに行くがなんとなくdistractedだったのもなんとなくかなしい。気がかりなことがやたら多いが今しか感じられないこと体験できないことがあると思うと複雑な気持ちになる。世の中はやはり強い人々が回しているのだろうか。

年代物

2011年9月13日 ダンスもの
ヒジカタタツミの振りを教わる。わお。レッスンはクリエイション仕様になり内容充実。自分のため、のみならず人様に見てもらうための術を考える。よいことです。
金曜日:実家泊。片付け。

土曜日:片付け(続く)。夜は知人の作品発表を観に行く。先週と同じ企画だけど今日は15分枠。彼女の作品は映像&ソロダンス。映像はガーリーな雰囲気で面白く、実際のパフォーマンスとのバランスがいいと思った。ダンスはシンプルな動きのなかにも、彼女らしい身体の質感がしっかりと伝わる。動きにその人らしい個性や、確かな質感があるのっていいなー。きれいな身体。羨ましい。

この企画はノンジャンル・ノンセレクトなのが妙で、フタをあけてみないとその日の趣向がわからない。知り合いの作品だけ見て帰る、という向きの方もおられるようだがもったいない。今回は前半がとくに強烈で1組目がネオバレエ+舞踏ですか?なコンビネーション、2組目がジャズ。後者のチーム(8人いると壮観)はとにかくサービス満点。衣装&靴替えの多さったら。私もはじめの1歩はシアタージャズ、当時教わった振付が走馬灯のように…もうできないけど。メイクはばっちりだわ、笑顔は口が渇きそうなくらい大きくあけてるわ、なんだか3年分くらいの「ザ・ジャズダンス」を堪能した気がしました。
先生復帰。今日は外国の人々も参加していて千客万来。なんだか疲れた。ここには深く考えないで来るのがいいのだと思ふ。
やってもやっても…て感じですが。でも好きでやってる道だから。最近やたらサプリメントの広告が多いような気がするのは気のせい?そんなの飲むだけで身体が変わったら簡単過ぎて気持ち悪い、と私は感じる。何か「しない」の?生活習慣変えるとか。クスリで身体能力上がったら楽だけれどもやっぱりつまらない。
BMレッスン行ったあと、友人たちの作品発表を観に行く。昨年、自分も機会を頂いた枠。彼女たちの作品はそれぞれ身体(動き)がきれいだったり、シンプルなつくりながらアイディアが光っていたり、その人らしさがよく出ていたり、素敵だった。

友人たち以外の作品について思ったのは―これ前にも書いた気がするけれどー作り手側の感じ方と観客側のそれはかなり異なる、ということ。

早い話が、観ていて全体に「盛り込み過ぎ」な気がした。音、振り、演技、衣装、美術、人数…といった構成要素を足し上げた全体として過剰になってしまう。

足せば足すほど大きくなる、のではなくエネルギーとしては弱くなるように感じる。

気持ちはわかる。無音とか、いわゆる「ダンス」でない、何もしていないかのような時間をつくりたくない、とか、あれもこれもしたくなる気持ちはわかる。

たぶん削ぎ落とすほうが勇気が要る。それでも「隙(すき)」というか「行間」を入れたほうがいいのだろうし、説明要素を入れ過ぎないほうがいい(特に音を説明的に使うのはよくない)。作り手が思うより作りこまないほうが、観る人をひきこむのではないだろうか。構成要素が多すぎてはだめ、重すぎる時間(≠充実)にしてはいけないのだと思う。

会場で偶然、クラス友に再会。帰りに居酒屋で今日のダンスの話とかマニアックに楽しく過ごす。今週は飲みが多い。
無事終了~!今日は5分間energyワークをしてから、長めに即興。それぞれ集中が深く、とってもよかったと思ふ。面白かった。

ネタを考える(とはいえ、ほとんどヨソ様からの頂き物…)のは実際かなり悩ましかったが、参加者がそれぞれにワークを通して何かを発見したり(今日は「初めて自分らしく踊れた気がする」と言った人も)、それぞれの作品づくりに役立ててくれたりする様子を聞くのはとても嬉しいことだった。

自分の選曲でインプロってもらう…というのが夢(ちっさいけど)だったのですが、それも叶ったし。限られた少人数の場であるにせよ「教える」(というのもおこがましいけど)役をつとめるのは自分にとっても「教えられる」ことが多かった。みんなを見ている時間が長いので、私もいろいろ発見が。豊かで有意義な体験をさせてもらったと思う。自分にダンスの指導ができる、とは思ってもいなかったので、もちろん、ささやかな自信にもなった。

今日は私もフルに楽しめた。満足。7月に代講を始めたばかりの頃は緊張ばかりしていたし、火曜の夜を拘束されるのはちと負担でもあったけど、結局、教えるということは自分にとって楽しいことだった。楽しかった、それがいちばん。ひと夏のおつきあい、ありがとうございました。
マーケティング研究会か何か。Young successful consultantの先生を囲む独立希望の若者たち、みたいな。こっちは蚊取り線香を借りて練習。
水彩画みたい。自分ではこういう線でつくれないけど、素敵。自分なりにちょっとがんばろう。

ていうか…ヘタでも一生懸命やろう。ひたむきにやろう、と思いました。

え、鏡…

2011年8月24日 ダンスもの
稽古場に借りた部屋に鏡があった。区の施設ですごく珍しい。引き戸がついていたので初めわからなかったが、開けてみたら大きくしかもピカピカにきれいな鏡だった。これはとてつもなく助かる!はかどった。今日の幸せ。

隣の部屋は「舞踊」って書いてあったのに「演劇」じゃん、ていうのも鏡のせいで今日はどうでもよかった。負けない、と思ってやりました。先日は隣の部屋がバリ舞踊か何かで、そちらの音楽がうちのよりよほど良くてめげました(区の施設には防音壁などない)。

英会話の40分に使うエネルギーは、私にとってはダンスのレッスン2時間くらいに匹敵する。ドラッグの話でアツくなる自分。なぜこの人はアディクションについてやたら詳しいのか?と訝しがってるかもしれない先生。

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