DAY6。講師のダンサーはみんなのいいところをちゃんと見て、それぞれのアイディアをうまく使ってくれる。うまくまわってきた。

コンビニでの食品売り切れっぷりが不穏なかんじ。地元は明日朝、停電だそうであわてて夜のうちに洗濯。地震のあった日も、その後も安否を心配してメールや電話をくださった方々の心遣いがありがたいです。ざっくりした言い方でなんですが、こういうときこそ気持ちをつないでいきましょう。
新聞の「(地名)壊滅状態」というでかでかとしたキャプションにショックを受ける。「壊滅」と表現されるような事態が現実になってしまったということと、(矛盾するようだが)それをそう表現してしまっていいのか、という理由で。マスコミとしてはそうせざるを得ないのかな。まだ家族と連絡がとれないような地元の方を思うと、心無いようにも感じるのだが。

昨日は実家泊、しばこが余震チェックに余念がなく(さすが動物)夜中も忙しくしておられたので私もなんか寝つけず。昼間もレッスンはあっていったん家を出たのだが「眠くてムリ」と引き返し、休んでから夕方のクリエイションWSへ。

交通機関のせいか今日は人も少なく、ゆっくりじっくりペース。方向が見えてきたかも。

真夜中の大渋滞

2011年3月11日
地震のときは家にいて、相当に物が落ち驚いた。プリンタ棚に並べた本1ダース全て滑り落ち、「ランダムハウス英和大辞典」すら揺れで放り投げられていた。TVの上に親ガメ子ガメ式に積んでいたビデオとSTBも隙間に落ちてた。細かい飾り物もどこかへ。

自分は無事だし↑は大したことない。あの津波の映像…!被害が心配。

実家と連絡がとれないので様子を見に行くことにして家を出たが(うちよりよっぽど物も落ちずみな無事と判明)、私の判断と読みがことごとく甘かったこともあり、夕方出たのに着いたの深夜1時過ぎ。

携帯つながらず公衆電話に並ぶ。とびかうメール。なくなりそうな電池。WSも休講に(あったとしても行くのは無理)。

タクシーつかまらずバス待っても待っても来ない。その時間の寒かったこと、この冬いちばんと思った。なかなか進まない夜中のバスのしんとした車内。

私はやっぱりいい一年だったなぁと思い返していた。なんのかんのさんざん言っても、彼と組めたのは嬉しかったし楽しかった。

夜中なのに車がたくさん走っていて、大勢の人が歩いている不思議。私も結局バスを途中で降り、4駅分を開き直って元気に歩いて実家に着いた。

追記:
甚大な被害に呆然。昨夜は自分のソフトバンクまったく電話として使い物にならず。出先にてオールドスタイル携帯でもって「××線は運行していません」ともっさり検索はできるのだが、「じゃどうすればいいか?」が瞬時にわからない。ついったーとか、パソコンのサイトが見れるとこういうときこそいいのかもと思った。情報戦。しかしそのためにスマホに買い換えるというよりは、小型のラジオを備えるほうが私はよさそう。自宅でないところで過ごす人が多いのか、「お泊まりセット」(朝夜のスキンケアセット)が多くのコンビニで売り切れていてなかなか見つからなかった。
DAY4。速いスピードでつくってはいるのだが、依然として釈然とせず。参加者のひとりとその話をちょっとしたら、やりやすいところから詰めて、これから核心に触れるのではないかとのこと。ならいいけど。

それに先立つ時間で、友人お勧めのレッスンへ。WSが今のところ心身すっきり使える感じではなくて揺らいでくるから、自分を確認したいというか身体を動かしたくて。インプロ中心、それにシンプルですっきりした振り。私はこういうテイスト好き(意外とナイ)。先生も振りと同じで余計なものが削がれてる印象。教え方ていねいでナイスガイ。「いいじゃないですか!自信もってください」と帰りがけに声かけてくれた。ダンスの先生に「いい」と言われるとそれ以上の言葉がなくても励まされるなぁ。うるうる。
3月混迷。日中ダウン。DAY3、「ダンスって何」モード。私は若くて踊れる皆さんができないことをするしかないですな。
ハロワ、親切だった。システマティック。1時間かからず。

WS DAY2. 面白い人多い。舞台でショッキングなこととは?⇒たとえば「その場で起きている」(ように感じられる)事象。



失業のかたわら怒涛のWSはじまる。今日はハロワに行こうとしていたのだがまさかの雪でめげ、しかも駅徒歩14分だというのでくじけた。えっと明日行きます。

個性は誰にでもある、のですが個性の「表わし方」を教わりたい。先生は日本人ダンサー=コレオグラファーfromベルギー。「ベルギーはもうヒップホップですよ!」と言っておられたのがおかしかった。ストリートダンサー台頭してるらしい。

参加者がこれまた大学の舞踊科だったり小さい頃からバレエやってたり、有名振付家の作品に出ておられたり、ななんか想像以上にみ~んなレベル高いんですけど。びびるスイカ。私のルーツなんてカルチャーセンターのジャズダンスよ。とはいえ私もばばんと一員として一緒につくっていくので勉強させてもらおうっと。

ジャズ振り、人を運搬する(ピナバウシュみたい、といえなくもない)。
「人形演劇祭」の演目。ヒト:黒谷都 ピアノ:原田依幸 モノ:松沢香代

はなはだしく服薬して行ったためにまともなレビューはできないかと。幻想的だった。ピアノとはどうなのか…即興の音楽と合わせるのは試みとして面白いけど、どのジャンルにおいてもハードル高いように思う。音楽は音楽の道を行ってしまうからな…。

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存外にだめだめな私。

こまやか

2011年3月5日 ダンスもの
BMレッスン。身体というかまるごとていねいに見て扱ってくださる。優しい。「雑なこと」はしたくないと思う、私も。

コンビニで買った赤ワインとチーズ入りのパンで貧しいフランス人のようなオソ・ランチ。離職票もう来た。
わかっていたことだけど、あんだけ打ち込んでしまったことを突然とりあげられる(契約終了になっただけだけど)、というのは結構ドラスティックにしょっくが大きい。力が入んなくなってしまった。私は毎日行くところがないと、寂しくてたまらない。

会社はほんとに冷たかったなぁ、と思うしそんななかでやっていたいろんな葛藤や怒りはまだあるのに、その仕事と職場がもうない。自分に合ってて打ち込んだ仕事だけに虚脱感が大きいし、派遣である身の世の無情もMAX積み重なってきたりで、なんか疲れてしまった。次、どうしよう。

定期的にいきていたくなくなるのはどうしようもないのかな。やっとこさいきてるところと、しにたいところにぶんぶん上下するのは、すごく疲れる。こんなじんせい…

課題は出してしまった。↑は暗くて長くて、とてもいい映画。ラストに流れるオアシスの曲がよくてCD買った。

PD

2011年3月3日
かなしくなってきた。嫌われてるというわけでもないと思うけど、なんか私って誰にとってもどうでもいい存在なんだな。途中で捨てられるというか、離れてく。関心をもたれない。自分でももてあますけど。そんな人生。ひどい。やっぱりいきてなくてもいいんじゃないかとか。なんかもうこころからつかれたよ。もうしたいこともないし。滅入る。
実はいま、人形劇がアツイ!前回の「人形演劇祭」(@せんがわ劇場)が面白かったので今年も行くことにしました。

ヂバドロ・アノ、チケット完売だそう。昨年の「モアレ」(黒谷都+北井あけみ)が私にはすごく刺激的かつ示唆に富む作品で、とても好きだったので今回も期待。

よくわかんないけど素敵なタイトル(笑)。赤い首なしドレス登場だったり、時計に骨(いい組合せ)だったり…縦横自在に泳ぐイマジネーション!ルパージュ(“ブルードラゴン”)より低予算だと思うけど(失礼)、空間の変わりようったら負けてないと思う。思いがけないシーンや構図になっていて飽きない。

完成されたパッケージになってない(と感じられる)ところが私はすごくいいと思う。観客も創造力を働かすことができて楽しい。

全編に手ざわりというか、ハンドメイドな感じがあるのがいいし、観ていてわくわくするのは「なまなましさ」を感じられることだ。

ダンスは身体をさらしていても時にしらじらとする、というかつるんとしたものになってしまったりすることがある。「ムッシュー・ダリン~」はベースに生っぽいものがあって、それが時おり垣間見えるところがどきっとするし、舞台でおきていることにひきつけられる由縁ではないだろうか。

やっぱり人間のすることの魅力って「生(なま)」であることなんじゃないかな。しかし、「なまなましさ」の見せ方って難しいような…「なまなましく」見せようとするのも違うと思うし (以前、あるダンサーが舞台でグレープフルーツにかぶりついておられたが、ちょっと違うような気がする)。とはいえ、私もその地平を忘れず、かくありたいです。

面白かった。観ていて笑顔になってしまった。
倒れることにしました。ぱた。


…というわけにもいかないので起きてる。昼まで寝てて、少しはやることがあるので本とか紙とか持って午後からごく近所のうらぶれたファミレスへ。「うらぶれた」というのがポイント。とても空いていて、店員がいい感じに放ったらかしてくれる。テーブルが広い!喫煙席ももちろんある、ということで作業がとてもしやすいです(もちろん注文はする)。

あれほど色濃かった怒涛の日々も、離れてしまうともうその空間と時間に触れることはできない。今もその世界はどこかにあるのだが、契約終了したケーブルTVみたいにぷつんと切れ、見れなくなる。昔、新卒で入った会社を辞めるときに書類をシュレッダーでえんえんと処分していて感慨にしばしふけったのを思い出したが、昨日はこまごましたファイルが膨大に入った自分の作業フォルダをゴミ箱に入れて「ゴミ箱を空にする」を押したら一瞬で消えた。

このあいだGleeを観てたら、シュースター先生が「人生にはひとつの始まりと終わりしかない」と深いことを言っていた。その中間はいずれ忘れる。なのになぜ私たちはうたかたのような中間にきゅうきゅうとしてしまうのだろう。


done

2011年2月28日
とことん私ひとり、そして冬に戻ったかのような冷たい雨(都心は雪降ったそうですが、中心ではないのでひたすら雨)というまことに象徴的な最終日。

この部屋にどれだけひとりでいたことだろう…と走馬灯のごとく想いをめぐらす余裕は実はなく、残りの作業が慎重にやらなきゃいけない&手間かかると判明でダッシュ、そして備品の後片付けなどして意外と今日は時間がなかった。

ラスト2日は都合で行けない、とは前からLに聞いていたけれども、週末をはさんで電話もメールもない。課長も私がひとりでいることは知ってるのになんの連絡もない(まぁもうこの方は私のこと忘れたでしょう)。ハケンが最後の最後にキレて暴れていたらどうするのか。Lに悪気がないのはわかるよ。でも私だったら自分の案件、手伝っている人がひとりで職場に出ていて、勤務最終日を迎えるとしたらメールくらいはする。

(人に対してこういうお考えで当然のようにずっとやっていかれるなら、何を言ってもしょうがないけれども)日々の「放置」とLの「打っても響かなさ加減」と闘った1年ちょっと。あと荷物が重かった。

でも私に得ることは大いにあった。お名残惜しいけれど、これで帰ります。
課題の本がぜんぜん読めず、今までわざわざそういうことしたことないけど、スタバに本を読みに行ってみた。

今日は温かかったので、家から持って行った入れ物(タンブラーだっけ)にティーラテを淹れてもらい、外のテーブルで本を読んだ。犬連れの人も通るし、気分がこもらずよいですこれは。捗った。あと課題2つ、来週は昼カフェしようかなと。
開演直前、在・新潟で見に来れず今日もお仕事の妹に「武道館なう」と嫌がらせのメールを送る(笑)。

ダリル・ホールが「もう30年くらい日本にツアーで来てる」と言ってたけど、私はほぼその30年をカバーしている。来れば行く、しかも一時は全東京公演制覇(+横浜)という勢いで通ってたので、30回~はライブ行ってるかもしれない。

前半は演奏がラフでこんなに音悪かった?と思うくらいの出来。(てか、あんまり合わせてないんじゃね)…Sara SmileとShe’s Goneはせめてぴしっと決めてほしかったなぁ。本編(?)ラストのDo What You Want,Be What You AreとI Can’t Go for Thatが非常によく(やればできるじゃない)、さらにアンコール(2回)のRich Girl, Wait for Me, You Make My Dreams, Kiss on My List, Private Eyes(これをやらないとみんな帰れない)も充実していたので、全編このクオリティと緊張感でやってほしかった。

セットリストはその都度の新譜から曲が入る以外は、基本的にあまり変わらない。Do What You Want...は古いナンバーだが、とても素敵だった(ここはブルーノート?みたいな)。こういうソウル色が強い作品のほうが80年代のヒット曲よりいまのかれらにはしっくりするんじゃないかな、と近年はいつも思うのだが。こういうのとか、カバー(Our Kind of Soulでやってたような。いつだったか、来日ライブ100回目記念の渋公でアレサ・フランクリンの「ロック・ステディ」、ダリル・ホール様本領発揮ですんごくよかったのを覚えている)とかやってもいいのに、と毎度、思う。80年代からついてきている忠実なファンばかりなのだから、いい加減、どう変えてみても受けると思うけどなぁ。

それに短い!アンコール入れて90分くらい。もっと聴きたかったです。

過去のライブを凌駕する、とは言えないけれども、久しぶりに聴くといい曲が多いと思う。挙げた曲だけでなく、もっともっとかれらならではの名曲がある。「プライベート・アイズ」でブレイクする以前の作品もそれぞれ良くて(プロデューサーによってかなり趣向が異なる)、Abandoned Luncheonette, Bigger than Both of Usとか「赤い断層」「裏通りの魔女」「モダン・ポップ」、サラ・スマイルの入ってるやつ…どれも好きです。

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ライブに行く前に実家に寄り、しばことマッサージチェアを分け合う。「おねえちゃん、来月から失業するんだよ~」としばこに教えておく。そう言われても柴犬になすすべないけれども。

ラスト2

2011年2月25日
今日、月曜はおうちの事情で休まねばならないと前から聞いていたので、Lと仕事場で会うのは昨日が最後だった。

あと一日なので首の皮一枚でつながってる状態。今日もひとりで残りの作業を洗い出していましたが、結構やることある!

プロテクション

2011年2月24日
Massive Attack w. Tracey Thorn/dir: Michel Gondry
http://www.youtube.com/watch?v=Epgo8ixX6Wo
昨日WSを受けた、スロベニアから来た2人組のパフォーマンスが今日あって、ココロひかれていたのだが諸々考え合わせて断念…。どうも早く寝たほうがよさそう。スロベニアは不勉強にして初めて知りましたが、コンテンポラリー・ダンス盛んで、日本よりよっぽど助成は多いくらいとか。いいですね。行ってみたいな。

この職と離れるのはかなしい。私は今まであまり仕事にこだわりをもっていなくて、契約が終わればじゃそれで、とそこそこ割り切ってもいたのだが、今回はつらいな。

長く精神的にへたっててようやく実家を出たのが10年ほど前。リハビリのつもりで派遣に出るようになったのだが、ある時点で「リハビリ期間はの終わり」を感じた。作業なり労使関係でおきる問題の質や量が変わってきたからだ。悪いことだけではなくて、それらのトラブルも含めて、職場や仕事について起きるいろいろなことに自分が「慣れて」(「上手く扱える」というよりむしろ「流す」「こなす」かも)きたというのもある。というか、ダンスと同じで「社会に出て自分が働く」ということにそもそも自信がなくて、長いことおっかなびっくりだった。気がつけば(ようやく、だけど)「働くわたし」に。今では派遣会社と闘えるようにもなったり(あまりやりたくないが)。

「仕事」について欲をもつようになったのは、「精神的に余裕が出てきた」「強くなってきた」と言えるのかもしれないが、より正確には「自身の内面よりも、現実的なことのほうにエネルギーを割くようになった」のかも。かといって自分の内なるごたごたが片付いたわけではないのです。散らかった部屋を放っておけるようになっただけ。

今でもさびしいとは思うけど、前ほど自分を掘り下げてはいないです。
なんかほんと疲れた。こういう扱いに。なんなんだろうこの人たち…。この通じなさは。打っても響かない人にもううんざり。頭にくる。

私に「個人的興味がない」のがあからさまなところにいるのは辛い。

とかいうことばっか考えてて、心がさっぱり晴れない。さびしいと私すぐしにたくなってくる。

眠くてたまらなかったがインプロのWSへ。講師はスロベニアのダンサーとそちらで活動されている日本人ダンサーの方。私はいいコンディションでなかったので頭に入らなかったりの部分もあったが、いい方々だった。

ペアになって相手のどこか身体に触れつつ、相手を感じる、相手の身体を通して感じる、自分の内側を感じる、外の空間を感じる、というワーク。これらのsensationに集中するだけでじゅうぶん気持ちが満たされ、動く必要を感じなかった。とてもよかった。

私はわりとこういうときに動こうとして焦ってしまいがちなのだが、今日は感じることに集中できた。「感覚をしっかりつかむ」、こういうことができていると作品として成立するのだと言っていた。ダンスの「コンテンツ」って(少なくともひとつには)これでしょ。

今あるこの感覚に集中する⇒sincere to sensationと言っていた。まさにダンスってこういうことをかたちにして見せるものだよね。イニャーキのショーイングで「!!」って思ったのはこういうこと。「その場で起きてるセンセーションと誠実に向き合う」、まさしくダンスの動機だ。

あとで「今日はインプロだし、初めて顔を合わせる人たちばかりだし、すべてがフレッシュだからセンセーションをとらえやすいと思うが、例えばこれを作品づくりに生かすにはどうしたらよいのですか?」と訊いてみた。作品をつくるために何度も何度も繰り返して練習していると、慣れはするが、そもそもの大事なセンセーションから遠ざかり、ライブな感じがなくなってしまいがちだから。

スロベニアのダンサー氏は「自分はいつもexploreするようにしている。同じことを何度もやっているようでも、ここをああしたら、こういうふうにしてみたら、と探っているから、違うことをやっている」と答えてくれた。退屈しないよ、と。作品をつくるときも、振りをやるときでもそうなんだとか。

explore。なるほど。

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