One: 第一に「身体の表現力を上げたい」ということに尽きる。身体で表わせることを増やす。そしてより#明瞭に#表わせるようにする(これすごく大事)。そのようにして幅を広げてゆきたい。

Two: 私は発想の起点がまず音とかイメージとか、外的なものになることが多く、それはそれで今の自分の必然だと思う。つまりはそちら(特に音)を優先させることになるのだが、そこでどうしても身体のほうが規制される。

Three: コンセプト、とか、アイディアはよいと言われたりする。が、画や音を決め決めにするにしても「身体」という地平から離れ過ぎたくない。やっている(やろうとしている)のは、# 身体表現 # だから。このなまなましい場所から遠ざからないこと。

Four: この出発点はおそらく自身の身体能力についてのコンプレックス(つまり大して達者じゃないってことだけど)故でもある。
私はやっぱり自分の身体の筆跡というか、どんな質感でどんな軌跡を残せているのかということを、よりどころとしてあんまりしっかりもてていない。そこを自分で実感できたり、自信をもてるようにする。

Five: 上でも書いたが、今のやり方を否定するものではない。これはこれで自分だし、獲得していったことだから。このつくり方もよしとして、身体発信でもつくってみたいと思う。たぶんまた行き先が違ってくるだろう。

Six: 「2人~でやってみたら」「他人に躍らせてみたら」というご意見も頂きました。若いのに躍らせといて、センター自分にとっといて、いちばんいいとこで2分だけ出るとかね。誰かと、というのはなんとなく考えていたことでもあるのですが、それにはまずこのセンスにつきあってくれて、聞き分けの良い果敢な人(笑)を捕獲せねば…。
明けて翌日はぶん投げたシャツたちの洗濯、そしてアイロンかけです。クリーニングに出す分は出す。洗うのはがっと回せばいいけれど、果てしなく続くアイロン…3分の2くらいで断念。今日も暑いしね。部屋のなかで死にそうです。暑くて頭が働かない。すべて暑さのせい。メール書く。誤字のまま送信してしまうのも暑さのせいだっ。さて制作してると要するにやりたいことしかやってないので、ちゃんとトレーニングもしないと。つくるならちゃんと身体の表現伴ってつくりたい。足腰は鍛えないとですよ。そんでこのぶっ飛び週末からもう明日は仕事なんてうっそーって感じ(「マジ?」とはとっさに言わない世代)。
夜7時に本番。やはりその前に練習はしたい。当日はどこもおさえておらず、日頃は予約がとりやすい隣の区の施設を借りるのですが、今日は近所に施設に電話したら空いてる部屋があるという。ラッキー。和室のステージ(板張り)部分なんですけれども(笑)。このシュールな場所が意外とよかったです(キレイ。畳はなごむし)。

ランドリーでロックする。それもブリティッシュだから、荘厳なのだ、やたら大げさなのだ。これは労働でありここは戦場なのだ、というイメージでつくったダンスです(約10分)。

今回の作品は去年の夏につくったものの姉妹編、というかエクステンデッド・バージョン。去年はエアだったけれども、今年はリアル洗濯物♪洗濯女はランドリーバスケットに22枚の白シャツを詰めました。(だから稽古がいかに大荷物だったことか。さすがにバスケットは運べなかったけれども、シャツたちは職場に運んでいました。そしてシャツのメンテも…)

はじめの4,5枚はおとなしくたたむんだけど、いつしか彼女のなかで作業が「シャツをぶん投げる」方向に変わっていくという…シャツとの闘いになっているという、そういう前半。この辺は自分の労働観がよく現れている(お前は仕事を何だと思ってるんだって)。

「ランドリー」というテーマ+この曲、というのは実はかなり前(2年くらい前?)から持っていたイメージ。どうすればよいのか具体的にはわからなかったが、なぜかそう思っていた(ただ、やるとすると大変だろうな、という予感はあり、なかなか手がつけられなかった)。それが今回、作品として具体化し、実現できたというのは自分としては大きい。

曲というのはこちらです:
http://www.youtube.com/watch?v=9Yr05S76jqM  (Single vers.)
クーラ・シェイカー、他にもっと好きな曲もあるのに、作品にするならこれ!となぜか決めていた。聴けば聴くほどぐっとくる。今回やってることとすごく合ってると思う(自画自賛)。

初めにつけた振りはもっと振り数が多かったが(いわゆるダンスっぽいこともわざとらしくしていた)、ビデオ見るとやっていても間に合ってない(身体を使ってない)。もっと重要なのは、これは本当にいい曲でだから使っているのに、この曲のがーっとくるグルーヴとシャツ投げのエネルギーがシンクロするところがキモなのに、音をよく聞かずにあわててやっててもしょうがない。また、そもそもの振り数多いほうは自ら軽くして茶化してしまっていたというか、せっかくこの曲がもっている、貴重な重みを欠いていた。それは下見に来てくれた友人から大いに得た示唆。それに気づかせてもらって本当に感謝。なので振りをよりシンプルに、数も減らした(だからダンス、というより動作みたいな感じだと思う)。

後半は「自分の意思で動いてるんじゃないように見せたい」という発想で、本人はやってて楽しかったのだが、「迷ってた?」と観に来てくれた人に言われたり。自分では迷ってるつもりはなかったけど、ガイドにするイメージが複数あったり、結果としてブレて見えたのかもしれない。プログラム・ディレクターの女性にもここは「難しかったね」と言われた。こういう(繊細な)テイストのこともやりたいのですが、こっちは課題だな。

去年くらいから、自分のやりたいことがわかるようになってきた。というか「やっても(見せても)いいんだな」という気持ちになってきた。で、その自分がもってるイメージをかたちにすることがすごく楽しい。構成が見えるまでは苦しいけれど、見えてきて1個1個積んでいく作業はとても楽しい。世界をつくるって面白い。世界をつくると、世界(リアルのほう)にも関わってる、という感じがして力が湧いてくる。

わかるようになってきた、こともあって、今回からユニットを「創刊」することにしました。
自分がやることには実名より、ユニット名のほうがしっくりすると思うから。このユニット名のもとに作品がたまっていくといいなーと思う。

わかってくると、自分の身体できることでそれをどう実現させるか、という闘い。達者なほうでは決してないので。「こういう感じにしたい」と思っても、自分の身体や経験でできる動き、考えつく振りに限りがある。、動画見てやりたいと思ったことがやれておらず、へこたれたり。これはたぶんずっと闘い。精進しよう。

今回、びしっと照明も音響も、舞台進行もスタッフの方がついてくださって感謝感激でした(特に照明はすごい)

つくる過程も私は楽しいけど、こういうのはやはり見てもらってこそ作品も本人も成長すると思うので、見てくださったお客様には本当に感謝。思いがけず多くの方が来て下さったりで本当に嬉しいです(お花や差し入れも恐縮です)。ありがとうございました。
会社は休んで、午後リハ。延長して19時まで。じゃ明日。

“これは私の世界だから、私がつくらなきゃ出現しない”がんばろう。
不思議なもので、人に見てもらうと作品が「急速に」成長する。こういう、performing artものってそうなのかな。だからクリエイションWSとかいいんだな。観る人の存在を具体的に意識に入れると効率的に調整できるというか。で、直しました。昨夜撮った動画、もらったアドバイスをもとに手を入れた。なるほど~って感じ。ほんと昨日のリハに来てくれた友人に感謝。
自分にも、ざー。ほとんど人としゃべってない、今日。明日は外でまったくひとりになるから、もっとしゃべらないだろう。ひとりでいるのが当たり前になってしまうのが憂うつ。あたしなんなんですか。

動画を撮ると落ち込むのは、自分のヘタさっぷりがあからさまにわかるのと、それと私は自分の顔を見るのが苦手(だから写真も嫌い)。自分の性格とか感情とか、まるでうつしてない気がする。率直に言ってもっとかわいかったりキレイだったらよかったのにと思う。

こういう感じ方考え方の自分がつらいです。
ついに来た下見リハーサル。照明・音響・舞台監督さんに「こんなのです」と見て頂く日です。
小道具はいったん実家へ置きに行き、それからハイチへ。仕事終わってまた実家へ。当日に来れないダンス友が、わざわざ今日来てくれました。夜遅いのに、多謝。すげー緊張した。なので、来てくれてほんとに助かった。気になっていた尺の問題、MDの音量、おっけー。あとはともかく本番までにできる限りMAX上げる!
借りた集会室は小さな台所がついており、流しだのレンジだのに向き合って稽古する格好。広いのはいいのだが、窓がないのが残念。ちと早目に退ける。うち帰ってから、この期におよんでシーン修正。進行表も直す。こっちのほうがたぶんいい。よく思いついたな自分。明日は下見で早く寝るべし。
モノが多いから。ソロソロちょっと直す。「ちょっと」というのは実に4カウントのことなんですけれど、これに時間がかかる(とほほ)。でも今回こういう時間があってよかった。もう1週間ないけど、ある時間で上げていきたい。で1週間で終わっちゃったら、どうしよ。暑いのは一体いつまで?秋はいつ来る。

CDMD

2010年9月4日 ダンスもの
作品に使う音を手直ししてMDに入れる作業。2バージョン×2セット。アイチューンズが暑くていっぱいいっぱいなのか同じCDを何枚も焼いてしまう。今日はリハなし、進行表書くも途中まで。カットに行って実家へ。

「アメダン」ラスト2。エヴァンは愛されキャラなんだけど、強さに欠ける。「期待したほど成長していない」と審査員にずばり言われていたけど、彼はなんというかまだ欲がないんだと思う。他の3人は力入り気味な感じがありつつも、攻めていってるから、特にステージがでかいとその辺なおさらあからさま。ここまで来ちゃうと、安全圏でやってても光らない。他のオーディション番組でも、時にスキルよりそういったハングリーさ(勝とうとする意識)は評価されるし、伝わる。欲、というか何らかの理由で切実にやってると、ひっぱってく。集中ということでもあるけど。
昨日すごい破壊力あった。荒れちゃった。そしてまた誰も来てないし。心が冷える。勝手にすれば。ものすごいさびしい。稽古場運はあって、初めて行ったら広くてよかった。ちょっと高いのでどうなのかな?と思ってたんだけどね。実際のホールの尺ぐらいあるから、相当がんばらないと間に合わないとか、そういうことが感覚でわかった。床もきれい(重要)。廊下のはじにあって、隣は誰も使っていないので気がねせず音出せるし(これも重要)。窓もある(これも…)。ここならもうちょっと時間あるとよかったな。

ただの飲み会

2010年9月2日
人に歴史あり、人に家庭あり。私にはない。セクション飲み会でした。もう10ヶ月くらい実はいるのに、実は実はここの人々も風土も驚くほど知らず、馴染んでない。すげー緊張しちゃった。

一流会社に勤めて、家庭があって、ふつうにライフイベントを期待できる。って恵まれてると思う。自分がいかに人がする体験や生活を欠いてきているか、人がいかに当たり前のようにそういう体験や生活をしているか、久しぶりにこういう場に出ると気づいて愕然とする。ひそかにずるずる沈下。こんななってると飲み食いとかできない。

孤立するように生きてると思う、自分。医者も積極的に言わないけど、治らないのかな。人や組織のなまなましい部分がanorexicに怖いのか。誰も私のことなんか見てくれない。見ててくれない。生きても生きてもさびしい。ということばかりなのがほんと嫌だ。でこういうこと書いてるとなんか批判されたり怒られたりするのかなとかも思う。前向きになれとか。穴があったら落ちてしにたいくらいの気持ち。でも本番までは生きてないと。なんかもっと楽に生きられないのだろうか。もう疲れた。

9時ちょい過ぎくらいに終わり、そのまま帰る気にもならず、南口のタワーへ。音楽とダンスにはつかまれる。人に癒されるようにはなれないのかな。
昨日より集中した。足、疲れたにゃ。
仕事はわけわからん疲れ方。ハイチ・オフィス周辺でリップスライムをいっぱい聴く。才能あるわ、この兄ちゃんたち。FUNKASTIC BATTLE元曲よりかっこいい。黄昏サラウンド、イイ。こんな曲つくれればもういいじゃん、とか思ったりするがつくる人としたらかといって終われないであろう。リハは純粋に身体が疲れてた。でも自作ですので、つくってはみたけれどいまいち決まらないという振りは、潔く決めやすい方向へと直すわけです。でも真面目に、難しいことやってないんだから、びしっと身体しっかり使って決めねばですよ!

ひとりになり過ぎる

2010年8月30日
タイトルの通り。
午後リハ。暑いのに練習大変ね~と言われたりもしますが、実際はうちにいたらこんなにエアコンかけないから稽古に出たほうが涼しいのです。今日のお部屋は狭い、けれども2面が窓なので気持ちいい。公園内の施設なので窓から見える木々の緑にほっとしたり。

「アメリカン・ダンス・アイドル(FOX)」シーズン5は前期よりレベル高く、個人的には好きなタイプの人が多くて面白い。女性はケイラがテクニックではおそらくぴかいちだが、彼女のソロを見るとあんまりセンスを感じない。技術的には文句なし、うつくしいのですが個性が薄い気が私はします。もうひとりの女性のほうがいわゆるセクシー・ダイナマイトでこの番組ではそういうほうが受けるかも。

ファイナリスト4人のうち唯一、コンテンポラリー出身でないエヴァンはブロードウェイ・スタイル。基本的な技術に長けているが、小柄だしオールマイティじゃないのに勝ち残ってきたのは…この人もうとにかくチャーミング。表情が本当に豊かで、彼が出ると場が明るくなる!私は和んじゃいますよ。犬みたいなんだもん(カワイイ)。クラスの先生が「アメリカのコンテは衰退している。いいダンサーはブロードウェイに行っちゃったんじゃない」って前に言ってた。彼は来週も見たいなぁ、と思っていたら残りましたね。
「カートがあると異様に楽」ということがわかりました。ブラボー無印。今日だけで元とった気分。とはいえあまり頑丈なつくりとも思えないので大事に使わないと。週末は特にかさばる荷物が運びやすくなって身軽、ご機嫌なのでリハ帰り買物に行く。

MUJIといえば前に買った「汗取りパッドつきタンクトップ」(アームホールにつぎ布がついている)はかたちがきれい。重ねないと透けてしまうのが難でもあり、別な色も買う。「ノースリーブ+はおりもの」という組合せは好きでたくさん持ってる。マウス買い替え。自分が買ったのは1000円もしないやつだが、イアホンと同様マウス道楽もあるのかも。ロフトでせっけん。よく行く雑貨屋で布もの(フリークロス、スカーフ)。今日の大ヒットはフェイクファーのジャケット+ギンガムチェックの長袖シャツで1260円。閉店セールだそう。ジャケットはロックっぽい、会社にまず着ていけないけど600円なら買う。案外、着ていったりして。とにかく人と話すことの少ない生活なので気づかなかったが、あんまり声が出ない。元気だけどノド風邪っぽい。

りはなう

2010年8月28日 ダンスもの
隣りはどんどこ、カポエイラ。子どももいるから、ファミリー・カポエイラ。17時まで。
ひとりで終日外出。客先も人が少なくて、暑いから全体にスロー。メールは送ったものの、PC持って歩けないから受信もできない。会社の人とは誰とも話もしてない。仕事なのに夏休みのような感触。夜は児童館リハ。広くていい。お世話になります。
ソロ発表まで2週間を切っていますが、関心を寄せてくれたり、「見に行くから」とお返事もらったりすると気持ちが上がる~。と同時にプレッシャーもかかる~。でも嬉しいほうが大きいかな。今日はリハなく家でホールに提出する書類など書き書き。

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