スイカmeetsセッションハウス。憧れのセッションハウスの壁にはりつく。いつも「観る人」だった場所で、「出る人」になれるなんて。今回のWSショーイングは、「セッションハウス初舞台」の幸せに尽きる…だけでなくて先生と、出演者のみなさんとの出会いというめぐり合わせの幸運もあったのだと本番の日につくづく思う。でなければ、短期間で全体がこれほどの作品にはならなかったのではないか、という気がする。
自分のソロで照明の方が工夫してくださったことに本番で気づかなかったとか(あぁー、本当に申し訳ないし痛恨。気づいて使えればよかったんだけど、自分にどんな照明が当たってるか気づく余裕なんてまるでなかった)、ラストでおじぎする段取りを間違えたとか、シャツも人のを着てしまったとか、反省すべきところもありますが、踊りそのものはゲネより落ち着いてできたし、音も使えたと思う。
今回、選んで大いに助けられた曲はFour tet"She moves she"でした。もう80回くらい聴いたけれどこれからもまだ聴くでしょう。衣装が白&黒というのもこれまた憧れでした。
本番はあっという間。自分がセリフ言ったり合唱したりソロとユニゾン踊ってきたなんて信じられない。エンディング近く、記念写真のシーンでその意味が腑に落ちて涙ぐみそうになってしまった(おさえたけど)。私はなんといっても他の出演者の方たちに比べ経験が足りないし、自分で気づいている以上にいっぱいサポートしてもらってたと思う。
「本番は自分のなかの宝物を見てもらう」ことだと先生はおっしゃった。だから大切になさいと。前にも書いたような気がするが、私は舞台で自分の踊りを見てもらうことって、たとえ拍手喝采されなくても、自分の存在が最高に赦される行為のような気がする。だからこわくてもビビリでもダンス止められないのかもしれない。
関わってくださった方々、観に来てくださった方々、本当にありがとうございました。なんというかベタな言い方ですが、作成のWSから本番まで、私にとっては本当に貴重な、素晴らしい体験になりました。わかっていたけど終わってしまって寂しい。寂しいけどでも幸せ。打ち上げして終電で帰る。
自分のソロで照明の方が工夫してくださったことに本番で気づかなかったとか(あぁー、本当に申し訳ないし痛恨。気づいて使えればよかったんだけど、自分にどんな照明が当たってるか気づく余裕なんてまるでなかった)、ラストでおじぎする段取りを間違えたとか、シャツも人のを着てしまったとか、反省すべきところもありますが、踊りそのものはゲネより落ち着いてできたし、音も使えたと思う。
今回、選んで大いに助けられた曲はFour tet"She moves she"でした。もう80回くらい聴いたけれどこれからもまだ聴くでしょう。衣装が白&黒というのもこれまた憧れでした。
本番はあっという間。自分がセリフ言ったり合唱したりソロとユニゾン踊ってきたなんて信じられない。エンディング近く、記念写真のシーンでその意味が腑に落ちて涙ぐみそうになってしまった(おさえたけど)。私はなんといっても他の出演者の方たちに比べ経験が足りないし、自分で気づいている以上にいっぱいサポートしてもらってたと思う。
「本番は自分のなかの宝物を見てもらう」ことだと先生はおっしゃった。だから大切になさいと。前にも書いたような気がするが、私は舞台で自分の踊りを見てもらうことって、たとえ拍手喝采されなくても、自分の存在が最高に赦される行為のような気がする。だからこわくてもビビリでもダンス止められないのかもしれない。
関わってくださった方々、観に来てくださった方々、本当にありがとうございました。なんというかベタな言い方ですが、作成のWSから本番まで、私にとっては本当に貴重な、素晴らしい体験になりました。わかっていたけど終わってしまって寂しい。寂しいけどでも幸せ。打ち上げして終電で帰る。
立ち位置、浅くなりがち。よく見て斜めに。出はけをきびきびと! 関係性をつくる。「公演」と「発表会」の違いは思い入れのぎりぎりな量、だそうだ。「踊る側に思い入れが多すぎると観る人にはうざったいのです」と先生。私がもやもやと「発表会」に感じていたことをしゃっきり言葉にしてくださってすっきり。
リソースはいきなり増えませんが、自分を最大限に活用することはできます。じっくりと、すみずみまで味わってやろう。ふあんはあるけどー、あってあたりまえー。いろいろかんがえこまないー。じゃっ寝る。
リソースはいきなり増えませんが、自分を最大限に活用することはできます。じっくりと、すみずみまで味わってやろう。ふあんはあるけどー、あってあたりまえー。いろいろかんがえこまないー。じゃっ寝る。
・身体能力も表現力も高い(私にはもうできあがっているように思える)人でさえ悩んでいるというのに、今さら急にリソースが増えたりしないしなー、私なんていったいどこをどうすりゃいいんでしょ。これ(自分のソロ)が「ダンス」っていう枠に入るのか?とすら思うしさ。
・やっぱり、流れをよく見て、ていねいに…かな。ぼそっ。
・それ(ショーイングの稽古)に先立つムーブメントのクラスは、今日をもって9月までお休み。なので「いつもの1.5割増」だそうで、私は45分しか出れなかったけどそれだけでもそれはよくわかりました。ばてたよ。今日ぐらいは最後まで出ようかとも思っていたけど、そうもいかなかった。
・「(公演)今週でしょ、頑張ってください」と言ってくださった。覚えていてくれたのがほんのり嬉しい。はい、頑張りますです。
・私は記憶を動画で保持できたためしがない。いつも瞬間の絵でしか、それも任意の一瞬でしか記憶にとどめられないような気がする。高い天井の照明、ほんの少しひんやりした室内の空気、それもいいけれど、それだけでなくて今日は自分の意思でつかむ瞬間も記憶の倉庫にしまっておきたい。
・私が好きになる人というのは共通して「きれい」な感じがする。それは見目麗しい、という意味ではなく、「おいしい水」とか「澄んだ空気」に似ている。触れられたら、やっぱり「きれい」な感じがした。
・やっぱり、流れをよく見て、ていねいに…かな。ぼそっ。
・それ(ショーイングの稽古)に先立つムーブメントのクラスは、今日をもって9月までお休み。なので「いつもの1.5割増」だそうで、私は45分しか出れなかったけどそれだけでもそれはよくわかりました。ばてたよ。今日ぐらいは最後まで出ようかとも思っていたけど、そうもいかなかった。
・「(公演)今週でしょ、頑張ってください」と言ってくださった。覚えていてくれたのがほんのり嬉しい。はい、頑張りますです。
・私は記憶を動画で保持できたためしがない。いつも瞬間の絵でしか、それも任意の一瞬でしか記憶にとどめられないような気がする。高い天井の照明、ほんの少しひんやりした室内の空気、それもいいけれど、それだけでなくて今日は自分の意思でつかむ瞬間も記憶の倉庫にしまっておきたい。
・私が好きになる人というのは共通して「きれい」な感じがする。それは見目麗しい、という意味ではなく、「おいしい水」とか「澄んだ空気」に似ている。触れられたら、やっぱり「きれい」な感じがした。
うちにいてほとんど何もしないよーな自分に比べて、洗濯物は朝干すと夜には乾いているのが偉い気がする。4月も半ばを過ぎたのに、諸般の事情と夜になってやっと外に出たりするのでさっぱり春らしさを感じない。あるいは頑なに春の訪れを拒んでいる自分。ショーイングの稽古がもう残り少ないのが惜しくてしょうがない。地位も所属も美貌も愛もないけど、こういう時間がもてるのは幸せ。自分のしていることの必然がようやく自覚されてきたというか。私は他のみんなみたいに難しいことやリスキーなことはひとっつもやってない。しかしここへきても、ていねいに、とにかくていねいにやるのみ。
渋谷区サンフランシスコ
2007年4月5日 ダンスもの・会社でひとり、イラナイ書類をシュレッダーにかけていると切ない。こんなに早く出て行かなきゃならんとは、自分の「イラナイ」加減も相当なんだなという気がしてその辺、考え出すとぐちゃぐちゃしてくる。
・私は長いあいだうちにいたので、他の人にはごく当たり前のことかもしれないが、「勤め人」になれたのがすごく嬉しかった。5月まで籍があるとはいっても行くところが決まってないのは不安だよ。早く職場、見つかるといいなぁ。私を必要としてくれて、ペースが合うところが。
・ムーブメントのクラスは、来月からしばらく(先生都合で)お休みに入る。4月になって、新しい会場になった。それもマニアックな場所(ディープ住宅地)にある一種の区民センター。皮肉なことに渋谷のはずれに所在する会社から歩いていけるような場所なのだ。
・で、行ったんだけどこの後にWSもあるため、私は「転がって終わり」みたいに中座。ああー出た気がしない(涙)。
・このあたりは起伏が激しい土地で歩き回るとけっこ疲れる。時間もないのでタクシーで渋谷駅へ。
・遅れることなく無事、「ひととするダンス」WSへ。前回の「ソロWS」の続編で、このWSで作品を完成させていく。シーンをつくってゆく作業は面白い。身体ができている人は違うなーとやっぱり思う。私で出ていていいんでしょうか、というくらいみんなのソロは素敵だよ。やっぱりこの時期、没頭できるものがあってよかったかもしれない。
・私は長いあいだうちにいたので、他の人にはごく当たり前のことかもしれないが、「勤め人」になれたのがすごく嬉しかった。5月まで籍があるとはいっても行くところが決まってないのは不安だよ。早く職場、見つかるといいなぁ。私を必要としてくれて、ペースが合うところが。
・ムーブメントのクラスは、来月からしばらく(先生都合で)お休みに入る。4月になって、新しい会場になった。それもマニアックな場所(ディープ住宅地)にある一種の区民センター。皮肉なことに渋谷のはずれに所在する会社から歩いていけるような場所なのだ。
・で、行ったんだけどこの後にWSもあるため、私は「転がって終わり」みたいに中座。ああー出た気がしない(涙)。
・このあたりは起伏が激しい土地で歩き回るとけっこ疲れる。時間もないのでタクシーで渋谷駅へ。
・遅れることなく無事、「ひととするダンス」WSへ。前回の「ソロWS」の続編で、このWSで作品を完成させていく。シーンをつくってゆく作業は面白い。身体ができている人は違うなーとやっぱり思う。私で出ていていいんでしょうか、というくらいみんなのソロは素敵だよ。やっぱりこの時期、没頭できるものがあってよかったかもしれない。
ウソをつくのはいけないことですか
2007年4月2日 ダンスもの年度初め、かつ月初めの総会のある日。その資料に「4月末退職者」として自分の名前が、それも「契約終了」として載っているので朝からむっとした。私の理解では、4月はまるまる契約があって、プラス有休消化だから5月半ばまでいられると思っていたらそうではなく、「引継ぎ」(実質的にはない)のため最低限の日数を出勤したらあとは有休を使ってほしいとのこと。つまり来週いっぱいで出社は終わりになる。そんなに早いと思ってなかった。
有休使うと、退職日は5月12日になるんだけど、なんだかまるで「さっさと出てって」って言われてるみたい。この扱いは示唆的だ。総会で社長が「××、寝るな!」といきなり怒鳴ってスチールの机を蹴った。私はもうこの会社にいたくない。一緒に仕事した人たちは幸運に恵まれてほしいけど、この先ラ○ブドア的発展を遂げるような気がする、この会社。
退職に持ち込まれたのは仕事がなくなるから、と書いたが、正確にはなくなるのでなく、上の指示で別部署へその仕事が移されるのだ。新・担当者(元上司)は私が2日分を済ませているあいだに1日分もその作業を終えてない。その人が完成させたものをみたら…あんま良くない。同僚ちゃんは「こんなに時間がかかってこれじゃ、この案件クライアントに切られるかもしれない」ときーっとなってたが、私にはもうどうでもよかった。でも会社を出たら、なんか情けなくて、今日あったことひっくるめて悔しくて駅の喫煙コーナーで煙草吸いながら泣けてきてしまった。
母の誕生祝で家族と会食、その後ソロWSへ。みんなどんどん動きがよくなってるのに、なんだか私は「あれ」なまんまでいやんなる。それで、私だってもうちょっとは踊れるところ見せたい、踊れるはず…と思えば思うほど、ダンスっぽく動いて、踊れるフリをすればするほど「高校三年生の私」から離れてゆく。そうじゃなくて、「みんないいなあ、私なんて私なんて」っていうところから始まるのがきっと「それ」なのだ。
先生は「踊ろうとしなくていい」「踊らなければいけない、を忘れて」と言う。「真実の時間をつくるために、ウソをつく。ウソをつくことを恐がらないで」とも言う。ここでも「ウソ」の話。よくわからない。私が恐がっているのは何なんだろう?
有休使うと、退職日は5月12日になるんだけど、なんだかまるで「さっさと出てって」って言われてるみたい。この扱いは示唆的だ。総会で社長が「××、寝るな!」といきなり怒鳴ってスチールの机を蹴った。私はもうこの会社にいたくない。一緒に仕事した人たちは幸運に恵まれてほしいけど、この先ラ○ブドア的発展を遂げるような気がする、この会社。
退職に持ち込まれたのは仕事がなくなるから、と書いたが、正確にはなくなるのでなく、上の指示で別部署へその仕事が移されるのだ。新・担当者(元上司)は私が2日分を済ませているあいだに1日分もその作業を終えてない。その人が完成させたものをみたら…あんま良くない。同僚ちゃんは「こんなに時間がかかってこれじゃ、この案件クライアントに切られるかもしれない」ときーっとなってたが、私にはもうどうでもよかった。でも会社を出たら、なんか情けなくて、今日あったことひっくるめて悔しくて駅の喫煙コーナーで煙草吸いながら泣けてきてしまった。
母の誕生祝で家族と会食、その後ソロWSへ。みんなどんどん動きがよくなってるのに、なんだか私は「あれ」なまんまでいやんなる。それで、私だってもうちょっとは踊れるところ見せたい、踊れるはず…と思えば思うほど、ダンスっぽく動いて、踊れるフリをすればするほど「高校三年生の私」から離れてゆく。そうじゃなくて、「みんないいなあ、私なんて私なんて」っていうところから始まるのがきっと「それ」なのだ。
先生は「踊ろうとしなくていい」「踊らなければいけない、を忘れて」と言う。「真実の時間をつくるために、ウソをつく。ウソをつくことを恐がらないで」とも言う。ここでも「ウソ」の話。よくわからない。私が恐がっているのは何なんだろう?
・WS最終日。ペアになって体重をかけあったりごろごろする、というのをしばらくやって(「これだよ!」という感じ。私はこのクラスの醍醐味はこういうところにもあると思う)、心身ほぐれたところで昨日の作品づくりの続き。
・各チームに分かれ、先生がまわってアドバイスするんだけど、昨日よりも方向性がはっきりしたせいか、それぞれ集中度がぐっと高まっている。映画の「フェーム」に、演劇クラスでそれぞれ別々なシナリオを、衣装やメイクもつけて同じ部屋で一斉に練習するシーンがあるんだけど、それみたいだった。
・実は昨日一緒に組んだ私の相方が来ていない。今日は別なリハがあると言っていたので疲れちゃったのかもしれない。ともかく私はひとり。他に余っている人はおらず、先生が「僕とやりますか?」と言うので私は固まりながら後ずさり。そそれはちょっと…(すいません。だってそんなあまりに凄すぎるよ)。他のチームに入れてもらえました。
・入れてもらったチームは「自分ならやらないだろうな」という発想の作品をつくっていた。それは「恥ずかしいからやらない」という意味でもあるんだけど、でもそういう“自分らしくないところ”に身を投じる、ということで学ぶこともある。
・“自分らしくない”といえば、ムーブメントのクラスにしろこのWSにしろ、そういう要素はかなりあって、自分としてはそこに葛藤もあったのだが(「無理して参加する必要があるのか?」みたいな)、それでも通い続けていると、身についているものが結構あるな、と思う。それはこれとこれとこれ、みたいに説明できないけど、身体表現するのに助けてくれる何かであるのは確か。
・先生がアドバイスしてくださったときに「グルーヴ感」ということを言っていた。それは「3人のタイミングを合わせることで(そう練習して精度を上げることで)ある種のグルーヴが発生する」ていうようなことだったんだけど…ちょっと「あっ」と思った。
私はいろんな心理的ひっかかりがあって、表現したり演技したり、マイムの練習もそうだけど「恥ずかしい」と思ってできなかったりするんだけど…そういうことじゃなくて、グルーヴを生むためにそもそもやるのか、と思うとなんか乗り越えられそうな気する。うまく言えないけど。グルーヴって音楽だけじゃなくて身体表現にもあるんですね。あるいは表現と名のつくものすべてにあるのかもしれない。
・終わりに各自ショーイング。WSのテーマ通り、演劇でも踊りでもないものがいくつもできていて、みんなすごい。うちのチームも面白かったらしくて、めでたしめでたしです。そして三日間行き通した、やったー!!すごく緊張したけど、楽じゃなかったのは私だけではなかったはず。お疲れさまでした!
・打ち上げには出ずに帰宅。明日は会社という不条理。この日記はluscious jackson "greatest hits"を聴きながら書きました。この盤でしか聴けないリミックスも入っているけど、私はベストよりオリジナルのほうがお薦め。
・各チームに分かれ、先生がまわってアドバイスするんだけど、昨日よりも方向性がはっきりしたせいか、それぞれ集中度がぐっと高まっている。映画の「フェーム」に、演劇クラスでそれぞれ別々なシナリオを、衣装やメイクもつけて同じ部屋で一斉に練習するシーンがあるんだけど、それみたいだった。
・実は昨日一緒に組んだ私の相方が来ていない。今日は別なリハがあると言っていたので疲れちゃったのかもしれない。ともかく私はひとり。他に余っている人はおらず、先生が「僕とやりますか?」と言うので私は固まりながら後ずさり。そそれはちょっと…(すいません。だってそんなあまりに凄すぎるよ)。他のチームに入れてもらえました。
・入れてもらったチームは「自分ならやらないだろうな」という発想の作品をつくっていた。それは「恥ずかしいからやらない」という意味でもあるんだけど、でもそういう“自分らしくないところ”に身を投じる、ということで学ぶこともある。
・“自分らしくない”といえば、ムーブメントのクラスにしろこのWSにしろ、そういう要素はかなりあって、自分としてはそこに葛藤もあったのだが(「無理して参加する必要があるのか?」みたいな)、それでも通い続けていると、身についているものが結構あるな、と思う。それはこれとこれとこれ、みたいに説明できないけど、身体表現するのに助けてくれる何かであるのは確か。
・先生がアドバイスしてくださったときに「グルーヴ感」ということを言っていた。それは「3人のタイミングを合わせることで(そう練習して精度を上げることで)ある種のグルーヴが発生する」ていうようなことだったんだけど…ちょっと「あっ」と思った。
私はいろんな心理的ひっかかりがあって、表現したり演技したり、マイムの練習もそうだけど「恥ずかしい」と思ってできなかったりするんだけど…そういうことじゃなくて、グルーヴを生むためにそもそもやるのか、と思うとなんか乗り越えられそうな気する。うまく言えないけど。グルーヴって音楽だけじゃなくて身体表現にもあるんですね。あるいは表現と名のつくものすべてにあるのかもしれない。
・終わりに各自ショーイング。WSのテーマ通り、演劇でも踊りでもないものがいくつもできていて、みんなすごい。うちのチームも面白かったらしくて、めでたしめでたしです。そして三日間行き通した、やったー!!すごく緊張したけど、楽じゃなかったのは私だけではなかったはず。お疲れさまでした!
・打ち上げには出ずに帰宅。明日は会社という不条理。この日記はluscious jackson "greatest hits"を聴きながら書きました。この盤でしか聴けないリミックスも入っているけど、私はベストよりオリジナルのほうがお薦め。
エッシャー・プロジェクト
2007年3月31日 ダンスもの・WS2日目。市場へひかれる子牛の心境。ドナドナ。電車のなかで「表現したりしなくても幸せな奥さんとかお母さんならよかったのに」と往生際悪く思う。
・その前のレッスン(ジャズダンス)もガタガタで、スタミナないな、と思う。というより今、いろんなところにエネルギーとられ過ぎてるのかもしれない。
・今日は壁を床にみたてて(といっても説明になってるだろうか)作品をつくってみる…というのをやりました。空間把握能力の低い私はなんかこうアイディアも出ないよ(涙)。
・ペアでなんかつくったら、初めはわりかしよかったのに手を入れたらダメ出しされまくり、でした。自分としては「わりといいんじゃない」とか思っていたのに、まあみんな言われるんだけどね。こういう発想する心身の自由さが足りないわ。大変だよ。
・でも一緒に組んだ人は偶然、共通の知人がいることがわかり、同じような方向性の人だったので話していて楽しかった、のでよかったです。
・その人と話していて「あ、それWSショーイングの前の日」とか自分が言っているので、(ああ、私やっぱり出る気なんだな)と思う。何しろ5月に失業するので、4月に公演出てる場合じゃないかな、やめとこうかなとペンディングにしてもらっているんだけどやっぱり出たいわけね。
・あと一日。ガンバレ。
・その前のレッスン(ジャズダンス)もガタガタで、スタミナないな、と思う。というより今、いろんなところにエネルギーとられ過ぎてるのかもしれない。
・今日は壁を床にみたてて(といっても説明になってるだろうか)作品をつくってみる…というのをやりました。空間把握能力の低い私はなんかこうアイディアも出ないよ(涙)。
・ペアでなんかつくったら、初めはわりかしよかったのに手を入れたらダメ出しされまくり、でした。自分としては「わりといいんじゃない」とか思っていたのに、まあみんな言われるんだけどね。こういう発想する心身の自由さが足りないわ。大変だよ。
・でも一緒に組んだ人は偶然、共通の知人がいることがわかり、同じような方向性の人だったので話していて楽しかった、のでよかったです。
・その人と話していて「あ、それWSショーイングの前の日」とか自分が言っているので、(ああ、私やっぱり出る気なんだな)と思う。何しろ5月に失業するので、4月に公演出てる場合じゃないかな、やめとこうかなとペンディングにしてもらっているんだけどやっぱり出たいわけね。
・あと一日。ガンバレ。
わん救助/「仕切る」
2007年3月30日 ダンスもの・本日18時頃、都内M市K町2丁目付近でリードのついていないウェルシュ・コーギー一頭を保護。20代くらいの女の子2人がそばにいたので、ふたりが飼い主かと思ったらそうではないと言う。
・迷い犬には危険がいっぱい。まわりに飼い主らしき人もいないし、その子を抱えて家の近所の動物病院へ。女の子もついてきてくれた。しかしそのわんはプチ米俵のように肥えていて(推定13〜14キロ)、500メートルくらい抱えて歩くのはかなり難儀だったと言えよう。
・あとで動物病院から連絡をもらったのだが無事、飼い主さんと出会えたそうだ。結局、保護してから30分〜1時間くらいで探しに来てくれたので、焦って拉致るように連れてかなくてもよかったのかもしれない、けど個人的に迷い犬はとにかく心配なので運んでしまったよ。
・そんなことを出がけにしていたのでWSは遅刻、しかも腕がすごくダルイ。今日から3日連続でいつものクラスの発展型、クリエーション・ワークショップに出る。半分はいつも来ていない新しい人たちかと思う。なんか久しぶりだし緊張する、そして(演劇とかやってる人たち独特の)エネルギーの放出が私にはちょっとつらいわー。みんな個性的過ぎるー(って言ってもしょうがないけど)。
・「着替える」テーマに動きをつくってみる。みなの前でやってみて先生がコメント、というのを繰り返す。私は「全体の質感を生かしてみたら。それから『仕切る』こと」と言われる。
・「仕切る」動作を区切ること、句読点。区切りをはっきりつけること。たとえば非現実的なところから、現実へぱっと切り換えるなど。
・毎度のことだけど、WSって楽しいんだかどうだかわかんない。私は交流分析で言うCP(批判的な親)が強いタイプなので、FC(天真爛漫な子ども)に任せるみたいなこういう場がもともと苦手。なかなかクリエーション・モードに入るのが難しい。てか今日はわんこを保護した時点で充足しちゃったんだよな…。
・迷い犬には危険がいっぱい。まわりに飼い主らしき人もいないし、その子を抱えて家の近所の動物病院へ。女の子もついてきてくれた。しかしそのわんはプチ米俵のように肥えていて(推定13〜14キロ)、500メートルくらい抱えて歩くのはかなり難儀だったと言えよう。
・あとで動物病院から連絡をもらったのだが無事、飼い主さんと出会えたそうだ。結局、保護してから30分〜1時間くらいで探しに来てくれたので、焦って拉致るように連れてかなくてもよかったのかもしれない、けど個人的に迷い犬はとにかく心配なので運んでしまったよ。
・そんなことを出がけにしていたのでWSは遅刻、しかも腕がすごくダルイ。今日から3日連続でいつものクラスの発展型、クリエーション・ワークショップに出る。半分はいつも来ていない新しい人たちかと思う。なんか久しぶりだし緊張する、そして(演劇とかやってる人たち独特の)エネルギーの放出が私にはちょっとつらいわー。みんな個性的過ぎるー(って言ってもしょうがないけど)。
・「着替える」テーマに動きをつくってみる。みなの前でやってみて先生がコメント、というのを繰り返す。私は「全体の質感を生かしてみたら。それから『仕切る』こと」と言われる。
・「仕切る」動作を区切ること、句読点。区切りをはっきりつけること。たとえば非現実的なところから、現実へぱっと切り換えるなど。
・毎度のことだけど、WSって楽しいんだかどうだかわかんない。私は交流分析で言うCP(批判的な親)が強いタイプなので、FC(天真爛漫な子ども)に任せるみたいなこういう場がもともと苦手。なかなかクリエーション・モードに入るのが難しい。てか今日はわんこを保護した時点で充足しちゃったんだよな…。
ドラスティックとはこのことよ
2007年3月29日 ダンスものラスト2となったソロWS。今日は各自が音楽を選んできて踊るというもの。先生は「音楽として完成度の高いものはダンスに使うのは難しい。でも良い曲でなければなりません」とおっしゃる。そう。ダンスの音楽を選ぶのはとても難しい。
実は選曲にダメ出しされなかったのは私だけでした。やったー!!「音楽が寄り添ってる感じがするでしょ」と先生がみなにおっしゃる。なんのために私が密林にお金をつぎこんでいるか、報われるというものです。聴いて楽しむにいい音楽は多いが、この手の踊りに使える音楽は―私の感じるところでは―実はそう多くない。今回の曲(まだヒミツ)はたまたまナノでシャッフルして聴いてたときに、「この音なら助けてもらえる」とぴんときて選んだ。その音楽だと自分が動くのに安心できる感じがしたり、音楽と一緒になにかできる感じがするとうまくいくように思う。
エンディングの部分をつくっているときに、作品のテーマが高校3年生なので「自分はダンスとかけ離れたところにいたので、ちゃらら〜と踊るのは違う気がする。どうしましょう」と先生に相談したら、「うんと内にこもって、その内にこもった気持ちを強調したようなポーズをいろいろ考えてみて」と言われた。自分でつくっているとまさに内にこもるばかりだったので「そういう(自己セラピーみたいなものを)人に見せていいんですか?」と訊くと、「いいのです」とおっしゃる。いいのか。ふーん。
しかしほんとに私は下手。みんなコンテンポラリーダンサーで、身体の使い方とか動きのバリエーションとか、すごい。吉例(?)の「自分の踊りが映ってるビデオを見る」ことをして、さみしい気持ちになってから帰る。なんか私、大変な目に遭ってる(or 発作を起こしている)心配な人みたいだよ…。
話は前後するが、日中バイト先の会社で上司に呼ばれた。部のみなと面談をしているので私も特に心の準備はせず臨んだのだが、実は人生変わる話だった。一度話をしたもののクリアでなかったので、もう一度、夕方過ぎてから人事の頼れるお兄さんと、同僚も交えて話をした。
つまるところ今後、私に振られている炭鉱婦の仕事がなくなり、それに変わる仕事はあるのだがそれには週5日勤務でしかも拘束時間がかなり長くなる(定時に帰れない)という。さあどうするか、を今決めて(来週から4月だから)という話。
そういう激変な話は早めにしてくれよと思うがしょうがない。午後じゅううずうずと考えていたのだが、特にここ数ヶ月会社にいて自分がモチベーション落ちていくばかりということと、勤務条件が変わり、プラス「それに変わる仕事」(簡単に言うと営業関係)の内容、一緒に組む人…を考え合わせると選択は「辞める」ということなのだった。
上司も人事の方も申し訳ながってくださって(こんな私を長きにわたって使って頂いて私こそ恐縮だよ)、最後に納得できる話し方をしてもらえてよかった。もっと非人間的な扱いもあると思うので。
あと約1ヶ月半くらいで退職になると思う。何しろ急に決まったので、自分で実感がなく、予定表に自ら(ばかっぽいけど)書いときました。すぐだよ。職探ししないとなぁ。週5日きちんと働いて残業もして社内の変動にちゃんと適応していくのが大人だよ、と自責するものの、WSの帰り、「レッスンに行けない生活なんて考えられない」とつくづく思う。選択は悔やんでないけど、しかし何で今年はこう縁が切れる話が多いの。
きのう、さむけと頭痛で珍しく夜中に起きた。昼間、なんともなかったけど、夜になってちょっと頭痛が来ているので、風邪が潜伏してるのかもしれない。
実は選曲にダメ出しされなかったのは私だけでした。やったー!!「音楽が寄り添ってる感じがするでしょ」と先生がみなにおっしゃる。なんのために私が密林にお金をつぎこんでいるか、報われるというものです。聴いて楽しむにいい音楽は多いが、この手の踊りに使える音楽は―私の感じるところでは―実はそう多くない。今回の曲(まだヒミツ)はたまたまナノでシャッフルして聴いてたときに、「この音なら助けてもらえる」とぴんときて選んだ。その音楽だと自分が動くのに安心できる感じがしたり、音楽と一緒になにかできる感じがするとうまくいくように思う。
エンディングの部分をつくっているときに、作品のテーマが高校3年生なので「自分はダンスとかけ離れたところにいたので、ちゃらら〜と踊るのは違う気がする。どうしましょう」と先生に相談したら、「うんと内にこもって、その内にこもった気持ちを強調したようなポーズをいろいろ考えてみて」と言われた。自分でつくっているとまさに内にこもるばかりだったので「そういう(自己セラピーみたいなものを)人に見せていいんですか?」と訊くと、「いいのです」とおっしゃる。いいのか。ふーん。
しかしほんとに私は下手。みんなコンテンポラリーダンサーで、身体の使い方とか動きのバリエーションとか、すごい。吉例(?)の「自分の踊りが映ってるビデオを見る」ことをして、さみしい気持ちになってから帰る。なんか私、大変な目に遭ってる(or 発作を起こしている)心配な人みたいだよ…。
話は前後するが、日中バイト先の会社で上司に呼ばれた。部のみなと面談をしているので私も特に心の準備はせず臨んだのだが、実は人生変わる話だった。一度話をしたもののクリアでなかったので、もう一度、夕方過ぎてから人事の頼れるお兄さんと、同僚も交えて話をした。
つまるところ今後、私に振られている炭鉱婦の仕事がなくなり、それに変わる仕事はあるのだがそれには週5日勤務でしかも拘束時間がかなり長くなる(定時に帰れない)という。さあどうするか、を今決めて(来週から4月だから)という話。
そういう激変な話は早めにしてくれよと思うがしょうがない。午後じゅううずうずと考えていたのだが、特にここ数ヶ月会社にいて自分がモチベーション落ちていくばかりということと、勤務条件が変わり、プラス「それに変わる仕事」(簡単に言うと営業関係)の内容、一緒に組む人…を考え合わせると選択は「辞める」ということなのだった。
上司も人事の方も申し訳ながってくださって(こんな私を長きにわたって使って頂いて私こそ恐縮だよ)、最後に納得できる話し方をしてもらえてよかった。もっと非人間的な扱いもあると思うので。
あと約1ヶ月半くらいで退職になると思う。何しろ急に決まったので、自分で実感がなく、予定表に自ら(ばかっぽいけど)書いときました。すぐだよ。職探ししないとなぁ。週5日きちんと働いて残業もして社内の変動にちゃんと適応していくのが大人だよ、と自責するものの、WSの帰り、「レッスンに行けない生活なんて考えられない」とつくづく思う。選択は悔やんでないけど、しかし何で今年はこう縁が切れる話が多いの。
きのう、さむけと頭痛で珍しく夜中に起きた。昼間、なんともなかったけど、夜になってちょっと頭痛が来ているので、風邪が潜伏してるのかもしれない。
クスリを上乗せしてもその分うつを減じてくれるというわけではなく、すとんと濃い眠りに落ちただけ(3時間くらい)でした。というのも知ってはいるのですが。
ソロWSのショーイング(発表公演)…出るのどうしようかとむちゃくちゃ迷っていたが出る方向になりそう。これに出ると月木のレッスンが犠牲になってしまうのでためらいがある。だけど自分のなかで曲が決まった段階で出るほうへどうやら気持ちが向かっていたのだ。
でも私がいちばん稚拙なことやってるけど大丈夫なの(今日ビデオに撮ってげんなり)? 踊り比べじゃないけど、みな上手過ぎる! しかしそこまで来ている春という季節はしんどいものだなとも思い出して何かで埋めなきゃと焦りもしている。
ソロWSのショーイング(発表公演)…出るのどうしようかとむちゃくちゃ迷っていたが出る方向になりそう。これに出ると月木のレッスンが犠牲になってしまうのでためらいがある。だけど自分のなかで曲が決まった段階で出るほうへどうやら気持ちが向かっていたのだ。
でも私がいちばん稚拙なことやってるけど大丈夫なの(今日ビデオに撮ってげんなり)? 踊り比べじゃないけど、みな上手過ぎる! しかしそこまで来ている春という季節はしんどいものだなとも思い出して何かで埋めなきゃと焦りもしている。
ソロWSの2回目。ダンスのときと非ダンス(仕事とか)のときで生き死にの度合いが違い過ぎる。このWSは始まりが9時と遅いので、HMVとかに寄って時間をつぶしているとレコード屋に行って手ぶらで出れない自分としてはついつい買物してしまう。月末でCD買ってる場合ではないのにですよ。これではアマゾン封印している意味がない。
先週つくった2種のモチーフ(a,Aとする)を「a,A,A’a’,A,A’’,a」(たとえば)のようにつなげてみる。そしてひとりひとりみんなの前でやってみせて、それを先生が見て余計なものを削ぎ落としたり洗練のためのアドバイスしてくださる、というのが今日のレッスン。
みな身体を使えるし、コンテンポラリーやバレエ的な語彙がちゃんといっぱいあるんだなぁと観ていて思う。私はコンテでもない、ジャズでもない、そういうところから出発したいんだけど今はあまりにもノーテクで素朴かも。それでも作品になるよう、すごく細かく見て直してくださった。
先生は「ダンスは何をしているのか、(観ている人に)わからなくていい」と言う。何をしているのか通じなくてもいいし、どう伝わろうと構わないということ(この辺がマイムとは違うところだと私は思う。マイムはこれこれの意図を伝えようというのがかなりきっちり決まっていて、その狙いのもと緻密に身体を使っているように感じられる)。
何人かに「(動きで)説明しようとしないで」と言っていた。じゃ、何するの…というといまひとつうまく言えないけど、例えばテレビドラマにありがちな「高校の部活で知り合って、そもそも友人の彼女だった僕の奥さん」みたいに妙に説明的なセリフが(便宜的にしょうがなくても)美的にはNGなのと同じじゃないだろうか。わかりやすいのと、説明が過ぎるのは違う。後者は親切なのではなくて、冗長だ。このあたりは「書く」ことについても同じだと思う。
タイトルを忘れてしまったが、以前観たフランス映画が「説明し過ぎず」「語り過ぎず」、その語り口がとても大人っぽく粋に思えて、「これくらい言わなくていいんだよな」と感心したことがあった。そんなことを思い出しもしたんだけど。
あと3回で「作品」にしなければならない。「終わりを見つける」ということの難しさも関連してくるのだろうけど、ついつい「やり過ぎて」「語り過ぎて」しまいがち。重ねておくととりあえず安心な気がしてしまうけどこの場合それはたぶんちがーう、と思う。私も日々はまるのではあるが。
先週つくった2種のモチーフ(a,Aとする)を「a,A,A’a’,A,A’’,a」(たとえば)のようにつなげてみる。そしてひとりひとりみんなの前でやってみせて、それを先生が見て余計なものを削ぎ落としたり洗練のためのアドバイスしてくださる、というのが今日のレッスン。
みな身体を使えるし、コンテンポラリーやバレエ的な語彙がちゃんといっぱいあるんだなぁと観ていて思う。私はコンテでもない、ジャズでもない、そういうところから出発したいんだけど今はあまりにもノーテクで素朴かも。それでも作品になるよう、すごく細かく見て直してくださった。
先生は「ダンスは何をしているのか、(観ている人に)わからなくていい」と言う。何をしているのか通じなくてもいいし、どう伝わろうと構わないということ(この辺がマイムとは違うところだと私は思う。マイムはこれこれの意図を伝えようというのがかなりきっちり決まっていて、その狙いのもと緻密に身体を使っているように感じられる)。
何人かに「(動きで)説明しようとしないで」と言っていた。じゃ、何するの…というといまひとつうまく言えないけど、例えばテレビドラマにありがちな「高校の部活で知り合って、そもそも友人の彼女だった僕の奥さん」みたいに妙に説明的なセリフが(便宜的にしょうがなくても)美的にはNGなのと同じじゃないだろうか。わかりやすいのと、説明が過ぎるのは違う。後者は親切なのではなくて、冗長だ。このあたりは「書く」ことについても同じだと思う。
タイトルを忘れてしまったが、以前観たフランス映画が「説明し過ぎず」「語り過ぎず」、その語り口がとても大人っぽく粋に思えて、「これくらい言わなくていいんだよな」と感心したことがあった。そんなことを思い出しもしたんだけど。
あと3回で「作品」にしなければならない。「終わりを見つける」ということの難しさも関連してくるのだろうけど、ついつい「やり過ぎて」「語り過ぎて」しまいがち。重ねておくととりあえず安心な気がしてしまうけどこの場合それはたぶんちがーう、と思う。私も日々はまるのではあるが。
レッスンの前などにファーストフード店に寄ることがある。今日もそうで、いつも思うのだが夜のファーストフード店ってまさに都会の荒涼というか、英語で言う"bleak"な感じがする。雰囲気も何もない白っぽい照明のせいなのか、いかにも仮初めな感じが強まるせいなのか(“わたしたちはたべもののかたちをしたもので夕食のようなものをとっています”)、他のなにかのせいなのか、よくわからない。が、この決して好ましくは瞬間をレッスンとセットで―繰り返されるそのコントラストゆえに―私は記憶してしまうだろう、となんとなく確信している。記憶は案外、選べないものだと私は思う。
会社の帰りに、いつものレッスンではなくセッションハウスの「ソロを踊る」ワークショップへ行く。しばらくここへ行きます。自分が観に行ってた場所で踊ったりするのでどきどきだ。それでなくても初めての場所は緊張する。「高校3年生」をテーマに自己紹介。私にとってそれは暗黒時代の始まりでした。あるいは暗黒に気づいた始まり、と言うべきか。それから、身体のパーツに父とか母とか、おばあちゃんとか役割を決めて動いてみる、というのをやりました。各自の発表もする。ふだんコンテを踊りなれているらしい人たちは、即興でも動き方がこなれていて感心する。
先生は素敵な女性です。デュラスの「ラマン」の話をなさったが、彼女自身が女性作家みたい。「面白い動きがいろいろありましたね」とポジティブに観ていてくださる。ムーブメントのクラスの先生もそうだけれど、教えることに倦怠がないってすごいことだ。受け取る力が違うのかな。
脱線だけれど(素敵な女性、のついでに)、「いい女」っていうのは結果であって目標とは違うんじゃないの、と思う。その人がその人だけの道を生き抜いてきた結果がそれで、必ずしも初めから目指すものではないのでは。初めからかたちが見えているものではないだろうし、少なくとも大勢で(「いい女塾」みたいに)目指せるものではないような気がするんですが。
これから4月初めまで動く(踊る)時間が増える見込み。動け、思いっきり動け。
会社の帰りに、いつものレッスンではなくセッションハウスの「ソロを踊る」ワークショップへ行く。しばらくここへ行きます。自分が観に行ってた場所で踊ったりするのでどきどきだ。それでなくても初めての場所は緊張する。「高校3年生」をテーマに自己紹介。私にとってそれは暗黒時代の始まりでした。あるいは暗黒に気づいた始まり、と言うべきか。それから、身体のパーツに父とか母とか、おばあちゃんとか役割を決めて動いてみる、というのをやりました。各自の発表もする。ふだんコンテを踊りなれているらしい人たちは、即興でも動き方がこなれていて感心する。
先生は素敵な女性です。デュラスの「ラマン」の話をなさったが、彼女自身が女性作家みたい。「面白い動きがいろいろありましたね」とポジティブに観ていてくださる。ムーブメントのクラスの先生もそうだけれど、教えることに倦怠がないってすごいことだ。受け取る力が違うのかな。
脱線だけれど(素敵な女性、のついでに)、「いい女」っていうのは結果であって目標とは違うんじゃないの、と思う。その人がその人だけの道を生き抜いてきた結果がそれで、必ずしも初めから目指すものではないのでは。初めからかたちが見えているものではないだろうし、少なくとも大勢で(「いい女塾」みたいに)目指せるものではないような気がするんですが。
これから4月初めまで動く(踊る)時間が増える見込み。動け、思いっきり動け。
4@セッションハウス
2007年3月17日 ダンスもの↑観てきた。セッションハウス4人のレジデンスアーティスト(松本大樹・高野美和子・早川朋子・遠田誠)の作品集。場内大入り。4人ともそれぞれに面白かったりかっこよかったりだが、もっとも素直にダンス作品だった早川さんはこのラインアップだと地味な印象。高野さんは去年観たプログラムをぎゅぎゅーっと濃縮させストレンジでスタイリッシュ。遠田さん(まことクラヴ舞長)、この人がお客さんをひっぱってきたのかもしれない。女性ダンサー(JOU)とのデュオだが一筋縄ではいかなくてユーモラスにすれ違いすれ違い〜、な作品。JOUさんカワイイ。松本さんが、私としてはいちばん好みだった。かっこいい。全体に選曲がぐー、だったと思う。
実家に寄ったら「元気そうね」だって。そ、そうですか。昼間は自分のレッスン。なんだかなぁ、いいとこないような気がする。ダンスのことだけじゃなくて、私って何か蓄積できてることがあるんだろうかといぶかしく思う。あれこれあれこれ言うばかりで、なにもない気がする。情けない。仕事にしろ私生活にしろ、どっちもだめなのは積み重ねる努力をしてないせいなのか?
実家に寄ったら「元気そうね」だって。そ、そうですか。昼間は自分のレッスン。なんだかなぁ、いいとこないような気がする。ダンスのことだけじゃなくて、私って何か蓄積できてることがあるんだろうかといぶかしく思う。あれこれあれこれ言うばかりで、なにもない気がする。情けない。仕事にしろ私生活にしろ、どっちもだめなのは積み重ねる努力をしてないせいなのか?
「うで」っていうのは
2007年3月15日 ダンスもの・「羊たちの沈黙」でレクター博士が刑務所長を追っかけて行った(ラストシーンに出てくる)どこか南の、ちょっとすさんだリゾートみたいなところ。私もあんなところへ行ってしまおうか、とかふと考える。とにかくだるい。
・寒いしむちゃくちゃ眠いし、生理は来るしで今週はリベンジしたかったけど、この分じゃ無理だわ…なんて思いつつたどりつくのがやっとの体だったが、なんかよくわからないけど先週より動けてた、自分。頭が回らないほど心身落ちてたのがよかったんでしょうか。先週は全然だめで、そしてへとへとだったんだけど、「前回きつかったねー」と何人かと話せたので私だけじゃなかったとちょと安心した。
・今日は…腕の使い方というか、肩じゃなくて腕の根元(腰〜背中くらい)から身体を使って動くやり方がちょっとわかった気がする(そういえば「肩」はコントロールが苦手なパーツだ)。少なくとも先週と違う動き方ができたと思う。先週ほど考えてやってなかった、というか考える必要があんまりなかった。あんまり考えこまないで動いているときは気持ちがいいものですね。
・この日記はなぜか聴きたくなってMadonna"the Immaculate Collection"をかけながら書いています。デビューした頃のぷよぷよした、単にビッチな小娘だったマドンナも私はわりと好き。あの頃から彼女がこれほどにも時代のiconになるとみな予見していたんだろうか。私はしていませんでした。歌唱力より曲よりスタイルより、何より頭の良さ(時代を見る眼とセルフ・プロデュース力)でマドンナは今の地位にのし上がったんだと私は思う。
・余談だけど80年代の「(マドンナの)スーザンを探して(Desperately seeking Susan)」(スーザン・シーデルマン監督)が私はすごく好き。マドンナはもちろん、ロザンナ・アークェット、エイダン・クインなど出てくる人たちが個性的な美男美女ばかりで、おしゃれでかわいい映画だったな。
・寒いしむちゃくちゃ眠いし、生理は来るしで今週はリベンジしたかったけど、この分じゃ無理だわ…なんて思いつつたどりつくのがやっとの体だったが、なんかよくわからないけど先週より動けてた、自分。頭が回らないほど心身落ちてたのがよかったんでしょうか。先週は全然だめで、そしてへとへとだったんだけど、「前回きつかったねー」と何人かと話せたので私だけじゃなかったとちょと安心した。
・今日は…腕の使い方というか、肩じゃなくて腕の根元(腰〜背中くらい)から身体を使って動くやり方がちょっとわかった気がする(そういえば「肩」はコントロールが苦手なパーツだ)。少なくとも先週と違う動き方ができたと思う。先週ほど考えてやってなかった、というか考える必要があんまりなかった。あんまり考えこまないで動いているときは気持ちがいいものですね。
・この日記はなぜか聴きたくなってMadonna"the Immaculate Collection"をかけながら書いています。デビューした頃のぷよぷよした、単にビッチな小娘だったマドンナも私はわりと好き。あの頃から彼女がこれほどにも時代のiconになるとみな予見していたんだろうか。私はしていませんでした。歌唱力より曲よりスタイルより、何より頭の良さ(時代を見る眼とセルフ・プロデュース力)でマドンナは今の地位にのし上がったんだと私は思う。
・余談だけど80年代の「(マドンナの)スーザンを探して(Desperately seeking Susan)」(スーザン・シーデルマン監督)が私はすごく好き。マドンナはもちろん、ロザンナ・アークェット、エイダン・クインなど出てくる人たちが個性的な美男美女ばかりで、おしゃれでかわいい映画だったな。
・by デカルト。なんだって。身体の重みも分散させること、先へ先へと運ぶこと。
・バイトで「これでもか!」ってくらいエクセルと取り組む。といっても関数を使ってかっこよく何かするんじゃなくて、大量のファイルを開いてひたすらコピー&ペーストするという作業。自分のどこか大して重要でない部分が疲れた。
・日中、まわりからの「ノイズ」が気になるときはクスリを使って飛ばそうとするが、使うとどうしても眠くなる。しかし職場では作業しなけりゃならないので、眠気覚ましにグミとか昆布とか、せっせと口に入れてる。なんか変な人になっているよ。
・3月。1ヶ月ぶりくらいにムーブメントのクラスがあって、人数も少なかったせいか、床が固いのもなんのその、非常にみっちりやりました。このクラスこんなにきつかったっけと思いましたが、こういう負荷は謹んで受けます。本当にへろへろになった。もう動けない、パス…と思いましたが、その疲労困憊でなんも考えられない状態の身体がいいんだそうだ。
・自由にできないことと、前よりできるようになったこと。3,4人で動きを起こして変えたり流していく…というのすごく面白かったし、楽しんでできたと思う。いろいろ試みることができるようになったし、どういう発想で動けばいいか、とっさに以前よりつかみやすくなってきた気がする。自分がつくる動きの質感に自分で驚く。私こういう人ですか? 場に「人がいると」、自分がどう動けばいいか、よりわかりやすくなるというのが興味深い。
・そういうこともあるかと思ってはいたけれど、この先クラスはもっと「久しぶり」なペースになるらしい。それは先生が諸方面からひっぱりだこである、という誠にめでたい理由からではあるんだけど…しょっく。私はここに多くを依存しているので、これから何を頼りに、今年はどう乗り切ればいいんだろう、とまで考える。
・むちゃくちゃ動いて楽しくつらいレッスンだったのに帰りに考え込んでしまい、この先も生き延びていくつもりなら、ひとりで強く生きねばならないの、と思うとめんどくさくてうんざりで、つんのめる。くぅ。でも行けるあいだはせいぜい行くもん。まだ時間はある、考えよう。頑張りが足りない(踊りに)、私。
・いよいよ外のノイズを聞きたくなくて「プロテクション」「リブ・ウィズ・ミー」(マッシヴ・アタック)「(発表会に使ったタイトル不明のだるい曲)」「シーズン・オブ・ラブ」(“RENT”サントラ)というプレイリストを繰り返し聴きながらグルーミーに帰る。
・うち帰ってぼーとしてたら、日付が変わりそうな遅い時間に、コピーの件でやっと連絡が入る。しきりに謝られるが、「年末に起きたことなのにもう3月だし…(謝罪の言葉は)受け取るけど水に流して『もういいよ』とは言えないよ」と私も歯切れの悪い返事。私の言い分に「おっしゃる通り」と同意してくれるものの、何かすっきりしない。この時間帯というのもあちらの都合だし、ついでに別な仕事の話されたり、いろいろ聞かされたり…というのは。受け入れるには起きたことと、そのまま過ぎた長い時間に疲れきってしまった。
・バイトで「これでもか!」ってくらいエクセルと取り組む。といっても関数を使ってかっこよく何かするんじゃなくて、大量のファイルを開いてひたすらコピー&ペーストするという作業。自分のどこか大して重要でない部分が疲れた。
・日中、まわりからの「ノイズ」が気になるときはクスリを使って飛ばそうとするが、使うとどうしても眠くなる。しかし職場では作業しなけりゃならないので、眠気覚ましにグミとか昆布とか、せっせと口に入れてる。なんか変な人になっているよ。
・3月。1ヶ月ぶりくらいにムーブメントのクラスがあって、人数も少なかったせいか、床が固いのもなんのその、非常にみっちりやりました。このクラスこんなにきつかったっけと思いましたが、こういう負荷は謹んで受けます。本当にへろへろになった。もう動けない、パス…と思いましたが、その疲労困憊でなんも考えられない状態の身体がいいんだそうだ。
・自由にできないことと、前よりできるようになったこと。3,4人で動きを起こして変えたり流していく…というのすごく面白かったし、楽しんでできたと思う。いろいろ試みることができるようになったし、どういう発想で動けばいいか、とっさに以前よりつかみやすくなってきた気がする。自分がつくる動きの質感に自分で驚く。私こういう人ですか? 場に「人がいると」、自分がどう動けばいいか、よりわかりやすくなるというのが興味深い。
・そういうこともあるかと思ってはいたけれど、この先クラスはもっと「久しぶり」なペースになるらしい。それは先生が諸方面からひっぱりだこである、という誠にめでたい理由からではあるんだけど…しょっく。私はここに多くを依存しているので、これから何を頼りに、今年はどう乗り切ればいいんだろう、とまで考える。
・むちゃくちゃ動いて楽しくつらいレッスンだったのに帰りに考え込んでしまい、この先も生き延びていくつもりなら、ひとりで強く生きねばならないの、と思うとめんどくさくてうんざりで、つんのめる。くぅ。でも行けるあいだはせいぜい行くもん。まだ時間はある、考えよう。頑張りが足りない(踊りに)、私。
・いよいよ外のノイズを聞きたくなくて「プロテクション」「リブ・ウィズ・ミー」(マッシヴ・アタック)「(発表会に使ったタイトル不明のだるい曲)」「シーズン・オブ・ラブ」(“RENT”サントラ)というプレイリストを繰り返し聴きながらグルーミーに帰る。
・うち帰ってぼーとしてたら、日付が変わりそうな遅い時間に、コピーの件でやっと連絡が入る。しきりに謝られるが、「年末に起きたことなのにもう3月だし…(謝罪の言葉は)受け取るけど水に流して『もういいよ』とは言えないよ」と私も歯切れの悪い返事。私の言い分に「おっしゃる通り」と同意してくれるものの、何かすっきりしない。この時間帯というのもあちらの都合だし、ついでに別な仕事の話されたり、いろいろ聞かされたり…というのは。受け入れるには起きたことと、そのまま過ぎた長い時間に疲れきってしまった。
and the Oscar goes to...
2007年2月26日 ダンスもの作品賞「ディパーテッド」でいいんですか今年は? これ「インファナル・アフェア」でしょ、「借りもの」がとるとは思わなかった。しかもこれで監督賞あげるのもなんだか間が悪いような気もしますが。
リンコ(現地風に)はノミネートの時点で大健闘だと思う。しかしこれだけ知名度が上がったにも関わらず、彼女は「菊池凛子」とネットで70万件強も誤表記されている(本日のgoogle調べ。正しくは「菊地」。私もはじめは「池」と覚えてた)。
よしもとばなな「イルカ」(2006)を図書館で借りて読んでいる。よいことが書いてあるんだろうけど、ななんだか私には書きっぷりが「説明」に感じられて、以前にも増してそのイキオイについていきがたくなっている。文句言うなら読まなきゃいいんでしょうが、好きな作品もあるので未練があるのかな。名前忘れたけど、おいしいロールケーキの店の息子と、洋食屋の娘カップルの話は結構、好きだった。
ジャズ・コンテンポラリーのレッスンに出てから、地元スタジオに戻ってまたレッスン。体力うんぬんより、2コマめだと集中力に欠ける。だめじゃん私。レッスン後に、うちの若師匠が撮影用に踊って見せていた。即興だったのか、その踊りがすごくすごく素敵だったのだ。別人格(動物?)入ってたな。こんなに踊れる先生に教えてもらっているのに、なんだか自分がこんなで申し訳ないような情けないような悔しいような、ぜんぶ入り混じったような気持ちになった。私ももうちょっと、もうちょっと先まで手をのばしてがんばろう。
リンコ(現地風に)はノミネートの時点で大健闘だと思う。しかしこれだけ知名度が上がったにも関わらず、彼女は「菊池凛子」とネットで70万件強も誤表記されている(本日のgoogle調べ。正しくは「菊地」。私もはじめは「池」と覚えてた)。
よしもとばなな「イルカ」(2006)を図書館で借りて読んでいる。よいことが書いてあるんだろうけど、ななんだか私には書きっぷりが「説明」に感じられて、以前にも増してそのイキオイについていきがたくなっている。文句言うなら読まなきゃいいんでしょうが、好きな作品もあるので未練があるのかな。名前忘れたけど、おいしいロールケーキの店の息子と、洋食屋の娘カップルの話は結構、好きだった。
ジャズ・コンテンポラリーのレッスンに出てから、地元スタジオに戻ってまたレッスン。体力うんぬんより、2コマめだと集中力に欠ける。だめじゃん私。レッスン後に、うちの若師匠が撮影用に踊って見せていた。即興だったのか、その踊りがすごくすごく素敵だったのだ。別人格(動物?)入ってたな。こんなに踊れる先生に教えてもらっているのに、なんだか自分がこんなで申し訳ないような情けないような悔しいような、ぜんぶ入り混じったような気持ちになった。私ももうちょっと、もうちょっと先まで手をのばしてがんばろう。
自分のレッスンは先週より振りが入っていたものの、「カタイ」っていうのをもう百万回くらいになるが言われる。とくに肩甲骨まわりが固いって。
夜は知人が出演するスタジオ発表会へ行く。チケット結構、高いのにパンフレットが有料ってありですか? むかつく。
おそろしく前時代的なショーダンスの振付があって驚く。聖なる「コーラスライン」の曲を使っていたので怒りすら感じた。これを3ヶ月ないし半年、練習しなければならないとしたら病気になりそう。そしてそれでも私にゃできなそう(ださいのに無駄に高度)。
他はストリート系、バレエもあって、粒が揃っているというかみなちゃんと振りをこなしているんだけど…こちらに迫ってくるような人がいない。ある程度「踊れる」というレベルからさらにもう一段あがるのは難しいのだろうか。テクニックの問題だけではないと思うんだけど。それ以前に、作品が私には例の「すごいことが目の前を通過していく」類に感じられ、なぜか届いてこないのだ。すごいね、ふーん…という感じ。こういう無感動体験をするといつも「踊りって何を見せているのだろう?」と思う。それに自分の感性が心配になったりする。
私のお目当ては杏奈さんというコンテンポラリー・ダンサーの方で知人も彼女の作品に出ていた。彼女の作品は異質だった。舞台の踊りを目にして「意義」のようなものを感じるのがこれだけだったという意味において。踊り手だけでなく、舞台という空間がまるごと作品世界に変質していたという意味において。すごくいい作品だった。
彼女のソロもあった。ストリート系ダンスのようにセクシーな衣装やかっこいいジャケットを身に着けたり、威嚇するような振りや表情をしなくても、シンプルな衣装・動きだけで彼女にぐぐっと惹きつけられる。動きの重量感のようなものが他と断然違うのだ。観れて本当によかったと思った。うん、これだよな! 杏奈様の作品が終わって一部終了、それで私は帰っちゃいました。
夜は知人が出演するスタジオ発表会へ行く。チケット結構、高いのにパンフレットが有料ってありですか? むかつく。
おそろしく前時代的なショーダンスの振付があって驚く。聖なる「コーラスライン」の曲を使っていたので怒りすら感じた。これを3ヶ月ないし半年、練習しなければならないとしたら病気になりそう。そしてそれでも私にゃできなそう(ださいのに無駄に高度)。
他はストリート系、バレエもあって、粒が揃っているというかみなちゃんと振りをこなしているんだけど…こちらに迫ってくるような人がいない。ある程度「踊れる」というレベルからさらにもう一段あがるのは難しいのだろうか。テクニックの問題だけではないと思うんだけど。それ以前に、作品が私には例の「すごいことが目の前を通過していく」類に感じられ、なぜか届いてこないのだ。すごいね、ふーん…という感じ。こういう無感動体験をするといつも「踊りって何を見せているのだろう?」と思う。それに自分の感性が心配になったりする。
私のお目当ては杏奈さんというコンテンポラリー・ダンサーの方で知人も彼女の作品に出ていた。彼女の作品は異質だった。舞台の踊りを目にして「意義」のようなものを感じるのがこれだけだったという意味において。踊り手だけでなく、舞台という空間がまるごと作品世界に変質していたという意味において。すごくいい作品だった。
彼女のソロもあった。ストリート系ダンスのようにセクシーな衣装やかっこいいジャケットを身に着けたり、威嚇するような振りや表情をしなくても、シンプルな衣装・動きだけで彼女にぐぐっと惹きつけられる。動きの重量感のようなものが他と断然違うのだ。観れて本当によかったと思った。うん、これだよな! 杏奈様の作品が終わって一部終了、それで私は帰っちゃいました。
・バイトの帰りに着替えて、ストレッチなんかしていると、私の社会的属性なんてすぐなくなってしまう。かろうじて残った「ささくれ」みたいなものが私。でもプライドは無駄に高いの(笑)。
・久しぶりのムーブメントのクラス。転がったり足で線を引いてみたりする。できるものもあればできないものもある。なんか今日はジャンプして床に入れるよう捨て身になれなかったな。でもやっぱりなんちゅーかシンプルでニュートラルでうつくしいこのクラスつくづく好きだ。
・今までなかったものが身についていると思う一方、できてないとか固いとか、「まだまだ」と感じることがしょっちゅう。この後のほうがいつも大きい。でもちょっと、一年前より動くことに自信がついたかな。落ち着きみたいなものはようやくでてくるようになった。
・おとといも母に言われたのだが「ダンスがあってよかったわね」とかそーゆーことじゃないんだけど。母に言われるとなおさら腹立つ。ダンスなくても幸せならばそれでよかったのだ。そう言ってまたけんか、というかいつもの気まずいループ…。
・私なにやってんだろう。女教師も舞台も終わって、コミットメントがない。ついでに言うと、チラシコピーの件でもまだきちんと連絡がついておらず、こちらも別れるのかもしれない。離れる…ゼロ…解放。人とコミュニケーションのとっかかりが失われている精神状態。「わたしが、わたしが」って人がしょっちゅう自己主張しているように思えて世間は今の私にぴりぴりするが、こういうのが普通の世のありかたなのかもしれない。やばいか、どうする。
・ここに通っている人から偶然、ある女性(ダンス関係)がご病気であることを知る。直接の知り合いではないが、素敵な方で、しかもほぼ同い年。知らせにショックを受ける(私だけではないけれど)。
・このクラス次は3月までない。ああもう。この日記は音楽をかけずに書きました。
・ここまで書いてアップして、本当に書きたいことをまだ書いてなかったことに気づいた。寂しい、心が、身体が、生活が。チクチクする。シクシク泣く。イロイロ、モロモロ、寂しい。
・久しぶりのムーブメントのクラス。転がったり足で線を引いてみたりする。できるものもあればできないものもある。なんか今日はジャンプして床に入れるよう捨て身になれなかったな。でもやっぱりなんちゅーかシンプルでニュートラルでうつくしいこのクラスつくづく好きだ。
・今までなかったものが身についていると思う一方、できてないとか固いとか、「まだまだ」と感じることがしょっちゅう。この後のほうがいつも大きい。でもちょっと、一年前より動くことに自信がついたかな。落ち着きみたいなものはようやくでてくるようになった。
・おとといも母に言われたのだが「ダンスがあってよかったわね」とかそーゆーことじゃないんだけど。母に言われるとなおさら腹立つ。ダンスなくても幸せならばそれでよかったのだ。そう言ってまたけんか、というかいつもの気まずいループ…。
・私なにやってんだろう。女教師も舞台も終わって、コミットメントがない。ついでに言うと、チラシコピーの件でもまだきちんと連絡がついておらず、こちらも別れるのかもしれない。離れる…ゼロ…解放。人とコミュニケーションのとっかかりが失われている精神状態。「わたしが、わたしが」って人がしょっちゅう自己主張しているように思えて世間は今の私にぴりぴりするが、こういうのが普通の世のありかたなのかもしれない。やばいか、どうする。
・ここに通っている人から偶然、ある女性(ダンス関係)がご病気であることを知る。直接の知り合いではないが、素敵な方で、しかもほぼ同い年。知らせにショックを受ける(私だけではないけれど)。
・このクラス次は3月までない。ああもう。この日記は音楽をかけずに書きました。
・ここまで書いてアップして、本当に書きたいことをまだ書いてなかったことに気づいた。寂しい、心が、身体が、生活が。チクチクする。シクシク泣く。イロイロ、モロモロ、寂しい。
1ヶ月あまりずっとあった日曜の練習もなくなってしまった。当然ながら。さびしい…。次はどうしよう。スタジオに去年の発表会の舞台写真ができているというので見に行く。自分の個人写真が結構あって意外。カメラマンに賄賂とか渡してないですが。そうそう、例のキャンドル電池取り替えてみたけれど点かない。これまたさびしいことだよ。
発表会の映像(記録用)もちょうど流れていたんだけど、私やっぱり上半身が張ってる。板っぽい。これがもっともっと力抜ければ…悩みだ。しかしこれは動きが揃ってるし、みんなでよく練習したよな、と感慨深い。イントラナンバーは凄く迫力があって、密度が違う。どうやったらあんなに音楽と身体を目いっぱい使えるのだろう。
本屋で「誕生日事典」とかいう占いの本を立ち読みする。自分の誕生日のところで、好きな人の誕生日が「運命の人」(おおっ)の項にあるのに、その人のところには自分の誕生日が「ライバル」の項にあるというのはどういうオチですか? 力量から人としての器から全然、違うのにそりゃ無理でしょ。あるいはものすごーくくだらないことで競ったりするのかな。
スカパーで「ロスト・イン・トランスレーション」。流しておくには悪くない映像だが、セレブリティな孤独というかおしゃれな寂しさというか。勝手にすれば、な映画。ソフィア・コッポラ。
発表会の映像(記録用)もちょうど流れていたんだけど、私やっぱり上半身が張ってる。板っぽい。これがもっともっと力抜ければ…悩みだ。しかしこれは動きが揃ってるし、みんなでよく練習したよな、と感慨深い。イントラナンバーは凄く迫力があって、密度が違う。どうやったらあんなに音楽と身体を目いっぱい使えるのだろう。
本屋で「誕生日事典」とかいう占いの本を立ち読みする。自分の誕生日のところで、好きな人の誕生日が「運命の人」(おおっ)の項にあるのに、その人のところには自分の誕生日が「ライバル」の項にあるというのはどういうオチですか? 力量から人としての器から全然、違うのにそりゃ無理でしょ。あるいはものすごーくくだらないことで競ったりするのかな。
スカパーで「ロスト・イン・トランスレーション」。流しておくには悪くない映像だが、セレブリティな孤独というかおしゃれな寂しさというか。勝手にすれば、な映画。ソフィア・コッポラ。